本日は Blender の小ネタ枠です。
別のBlenderプロジェクトからメッシュやマテリアルなどのデータを「アペンド」機能で取り込む方法を記事にします。
アペンド機能
アペンドは他の.blendファイルに含まれる様々なデータを現在の Blender プロジェクトにコピーして取り込みます。
取り込んだデータは Blender プロジェクト内に複製されるため、自由に編集が行えます。
Tips
コピーでの取り込みではなく、他の.blendファイル内のデータを参照して共用したい場合は「リンク」機能を利用します。
bluebirdofoz.hatenablog.com
サンプルプロジェクト
以下の3つのオブジェクトを含んだサンプルプロジェクトを用意しました。
これらのオブジェクトをアペンド機能を使って他の Blender プロジェクトに取り込んでみます。
取り込みを行いたいプロジェクトでメニューから[ファイル -> アペンド]を選択します。
ファイル選択画面が開くので、先ほどの *.blend ファイルを選択して[アペンド]を実行します。
すると *.blend ファイルが持つデータ種別の一覧が表示されます。
例えば以下のようなデータ種別が表示されます。
Collection:コレクションに関するデータ Object:オブジェクトに関するデータ Mesh:形状(ジオメトリ)に関するデータ Material:質感に関するデータ
今回はオブジェクトを取得したいので、この中から[Object]フォルダを選択して[アペンド]を実行します。
.blend ファイルに含まれるオブジェクトの一覧が表示されます。
取り込みたいオブジェクトを[Ctrl + 左クリック]で選択して[アペンド]を実行します。
これでオブジェクトデータを取り込むことができました。
因みに Object を取り込むと、オブジェクトが参照している Mesh や Material などの情報も自動的に取り込まれます。
これらのデータはコピーして取り込まれているため、プロジェクト内で自由に編集できます。