MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

別のBlenderプロジェクトからメッシュやマテリアルなどのデータを「アペンド」機能で取り込む

本日は Blender の小ネタ枠です。
別のBlenderプロジェクトからメッシュやマテリアルなどのデータを「アペンド」機能で取り込む方法を記事にします。
f:id:bluebirdofoz:20220223232703j:plain

アペンド機能

アペンドは他の.blendファイルに含まれる様々なデータを現在の Blender プロジェクトにコピーして取り込みます。
取り込んだデータは Blender プロジェクト内に複製されるため、自由に編集が行えます。
f:id:bluebirdofoz:20220223232715j:plain

Tips

コピーでの取り込みではなく、他の.blendファイル内のデータを参照して共用したい場合は「リンク」機能を利用します。
bluebirdofoz.hatenablog.com

サンプルプロジェクト

以下の3つのオブジェクトを含んだサンプルプロジェクトを用意しました。
これらのオブジェクトをアペンド機能を使って他の Blender プロジェクトに取り込んでみます。
f:id:bluebirdofoz:20220223232741j:plain

取り込みを行いたいプロジェクトでメニューから[ファイル -> アペンド]を選択します。
f:id:bluebirdofoz:20220223232753j:plain

ファイル選択画面が開くので、先ほどの *.blend ファイルを選択して[アペンド]を実行します。
f:id:bluebirdofoz:20220223232814j:plain

すると *.blend ファイルが持つデータ種別の一覧が表示されます。
例えば以下のようなデータ種別が表示されます。

Collection:コレクションに関するデータ
Object:オブジェクトに関するデータ
Mesh:形状(ジオメトリ)に関するデータ
Material:質感に関するデータ

今回はオブジェクトを取得したいので、この中から[Object]フォルダを選択して[アペンド]を実行します。
f:id:bluebirdofoz:20220223232833j:plain

.blend ファイルに含まれるオブジェクトの一覧が表示されます。
取り込みたいオブジェクトを[Ctrl + 左クリック]で選択して[アペンド]を実行します。
f:id:bluebirdofoz:20220223232842j:plain

これでオブジェクトデータを取り込むことができました。
f:id:bluebirdofoz:20220223232850j:plain

因みに Object を取り込むと、オブジェクトが参照している Mesh や Material などの情報も自動的に取り込まれます。
f:id:bluebirdofoz:20220223232859j:plain

これらのデータはコピーして取り込まれているため、プロジェクト内で自由に編集できます。
f:id:bluebirdofoz:20220225232033j:plain