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Blenderで作成した3DCGを写真に合成する その2(画像の重ね合わせ)

本日は Blender の技術調査枠です。
以前、Blender で作成した3DCGを他の写真に合成する方法について調べました。
bluebirdofoz.hatenablog.com

再び、3DCGの合成を行う機会があり、追加で機能を利用したのでまとめます。
Blender の時点で写真の重ね合わせを行う方法についてです。

「3Dビュー」の「プロパティシェルフ」を開きます。
「下絵」パネルから「画像を追加」ボタンをクリックして重ね合わせを行う画像を読み込みます。
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画像を読み込んだら「座標軸:」の設定を「カメラ」に変更します。
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メニューから 「追加」→「カメラ」 でカメラオブジェクトを追加します。
f:id:bluebirdofoz:20180515060501j:plain

メニューから 「ビュー」→「視点を揃える」→「現在の視点にカメラを合わせる」 を選択します。
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重ね合わせ画像と合わせて撮影結果を確認することができ、微調整が容易に行えます。
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そのまま画像ファイルに出力することもできますが、レンダリング結果を別途編集したい場合は「アルファ:」を透過にして「レンダー」で出力します。
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こうすると、3Dモデル以外が透明化された画像ファイルが出力できるので、3Dモデルと画像を別に色調調整したのち重ね合わせるといったことが可能です。
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