本日はBlenderの技術調査枠です。
BlenderでFreeStyleを使って輪郭線を入れる方法についてまとめます。
前回、ホロ恋子モデルのトゥーンマテリアル設定を行いました。
見た目は綺麗になりましたが、ライティングによる色合いの変化が希薄なため、視点によっては同じマテリアル同士のメッシュが同色で溶けあい、奥行きが分からなくなってしまいます。
ホロ恋子モデリングの作業と目的からは少し逸れてしまいますが、折角なのでBlenderのFreeStyleという機能を使って輪郭線を入れたいと思います。
FreeSytleを有効にするにはレンダータブから、FreeStyleパネルを有効化します。
これだけで、レンダリングを行った際に輪郭線が表示されるようになります。
しかしデフォルトでは奥行のみに輪郭線を付けるため、服などメッシュが繋がった箇所に輪郭線が表示されません。
レンダーレイヤータブを開くと、FreeSyleのパネルが追加されているので、ここで輪郭線の表示箇所やスタイルについて設定可能です。
例えば、「エッジタイプ」の「マテリアル」のチェックを追加すると、服の輪郭も線が引かれるようになります。
首部分にも輪郭線が引かれているのは、顔と体で別の肌マテリアルを使っているからです。
本当に指定箇所のみに輪郭を引きたい場合は、辺マークという機能を利用することで実現可能です。
今回はマテリアルを統合して回避します。
各設定項目の効果は以下のサイトに詳細にまとめられています。
blender-cg.net
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ラインの幅はレンダータブのFreeStyleパネルでも変更可能です。
レンダーレイヤータブ側のスタイルでまとめてやった方が良いかもしれませんが。