本日はモンスター型モデルの作成枠です。
スカルプトで形を造形していった手順を記事にします。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
爪の作成
手のひらの部分を作成したら次に爪を作成します。
爪の作成ではスカルプトではなく頂点操作のモデリングを利用しました。
まずオブジェクト追加で[UV球]オブジェクトを追加します。
球を半分に割り、爪の元の形として利用します。
爪を指の位置に合わせ、軽く直線を描くように修正します。
[プロポーショナル編集]の[接続]を利用します。
影響範囲をホイール操作で調整し、爪の先端を引っ張って爪の曲線を作ります。
リンク複製
爪の基本形を作成出来たら、オブジェクトを複製して他の指にも爪を配置します。
このとき、オブジェクトを複製する方法には[オブジェクト複製(Shift+Dキー)]と[リンク複製(Alt+Dキー)]の２つの方法があります。
通常、利用するのは[オブジェクト複製]です。
これは普通のコピーと同じ感覚で利用できるもので、新しいメッシュオブジェクトを作成します。
それぞれが個別のメッシュオブジェクトのため、複製したうちの一つメッシュを編集しても他の複製オブジェクトには影響を与えません。
一方で[リンク複製]はメッシュデータへの参照は同じ参照を持ったまま、オブジェクトの枠組みのみを複製します。
同じメッシュデータを参照しているため、複製したうちの一つメッシュを編集すると他の複製オブジェクトのメッシュも同じように編集の影響を受けます。
[リンク複製]は同じ形状を利用したいパーツを作成するときに便利です。
メッシュの形状は個別に編集できませんが、オブジェクトの枠組みは別々なので、大きさや角度の調整はオブジェクトモードで行えます。
因みにリンクを解除したい場合は[データ]タブのシングルユーザ化のボタンをクリックします。
次はシュリンクラップを使ってローポリゴンのオブジェクトを作成します。
bluebirdofoz.hatenablog.com
