本日は Blender2.9 の小ネタ枠です。
Blender 2.9の Cycles のレンダーエンジンでグロー効果を設定する手順を記事にします。
サンプルシーン
以下のような複数の放射オブジェクトが漂うサンプルシーンを用意しました。
例えば、このシーンをそのままレンダリングすると以下のような画像が出力されます。
今回はこのレンダリング結果にグロー効果を設定して発光表現を行ってみます。
Cyclesでのグロー効果の設定
Cycles のレンダーエンジンでグロー効果を設定する場合はコンポジットを設定します。
新しいウィンドウを作成し、[コンポジター]を開きます。
[コンポジター]を開いたら[ノードを使用]にチェックを入れて、コンポジットのノードを表示します。
メニューから以下の3つのノードを追加します。
・[追加 -> フィルター -> グレア]
・[追加 -> フィルター -> ぼかし]
・[追加 -> カラー -> ミックス]
追加したノードを以下のように接続します。
・[レンダーレイヤー]の[画像]出力と[グレア]の[画像]入力
・[レンダーレイヤー]の[画像]出力と[ミックス]の[画像]入力
・[グレア]の[画像]出力と[ぼかし]の[画像]入力
・[ぼかし]の[画像]出力と[ミックス]の[画像]入力
・[ミックス]の[画像]出力と[コンポジット]の[画像]入力
更に各ノードを以下のように設定変更します。
・[グレア]のタイプを[フォググロー]に変更
・[グレア]の[ミックス]を[1.0]に変更
・[グレア]の[しきい値]を発行させたい色強度に合わせて変更
・[グレア]の[サイズ]をグローさせたいサイズに合わせて変更
・[ぼかし]の[X,Y]をグローをぼかすサイズに合わせて変更
・[ミックス]のタイプを[追加]に変更
この状態でレンダリングを行うと、以下のようなグロー効果が得られたレンダリング結果が出力されます。
EEVEEでのグロー効果
EEVEE のレンダーエンジンでグロー効果を設定したい場合は以下の記事を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com