本日はシェーダのお試し枠です。
多機能かつ軽量なトゥーンシェーダ「lilToon」を HoloLens2 で試してみました。
lilTonn
lil 氏が開発している多機能かつ軽量なトゥーンシェーダです。
booth.pm
アバターを用いたサービス(VRChat等)向けに開発したシェーダーで以下のような特徴があります。 ● 簡単(プリセットからワンクリック設定&自作プリセットの保存、色調補正機能による色替え&テクスチャ書き出し) ● 美麗(白飛び防止、水中などでの透け防止、アンチエイリアスシェーディング) ● 軽量(エディタが自動でシェーダーを書き換えて機能をオンオフ) ● 長期間、様々な環境で利用可能(Unity2017~2021、BRP/LWRP/URP/HDRP) ● Unityの全ライティングに対応しStandardShaderに近い明るさに
lilTonn は使用する機能に合わせてシェーダが最適化されます。
このため、機能に合わせて最小限の構成の軽量なトゥーンシェーダとして利用することができます。
シェーダのダウンロードとインポート
以下のページから lilToon シェーダをダウンロードできます。
booth.pm
より詳細な仕様やソースコードは以下の GitHub から確認することもできます。
github.com
ダウンロードした lilToon_X.X.XX.zip ファイルを解凍します。
unitypackage ファイルが含まれているので lilToon を使用したい Unity プロジェクトにインポートします。
lilToonの設定
lilToon をインポートしたらマテリアルの[Shader]プルダウンを開き、[lilToon]を選択します。
これでマテリアルに lilToon を利用できます。
デフォルトでは最小の機能構成になっています。
必要な機能にはチェックを入れて有効化する必要があります。
今回は影と輪郭線を設定してみました。
HoloLens2上での動作確認
プロジェクトをビルドして HoloLens2 にデプロイしました。
以下の通り、HoloLens2 上でトゥーンレンダリングの表現が行えました。
シングルパスインスタンスのレンダリングにも対応しているようで、特に手を加えることなく両目での描画が行われていました。
また以前試したユニティちゃんトゥーンシェーダーに比べて軽量なようで、より高い FPS が得られました。
bluebirdofoz.hatenablog.com