本日は MRTK と OpenXRPlugin の小ネタ枠です。
MRTKをOpenXRPluginの構成で利用したときHoloLens2でハンドトラッキングが利用できない場合の対処を記事にします。
前提条件
以下の記事を参考に MRTK と OpenXRPlugin を使って HoloLens2 向けサンプルプロジェクトを作成します。
bluebirdofoz.hatenablog.com
発生した問題
キューブを掴むサンプルアプリを作成したところ、HoloLens2 上でハンドトラッキングによる操作が認識されない問題が発生しました。
以下の画像では手の認識は行われていますがハンドレイが出ておらず、手によるキューブの操作ができていません。ヘッドゲイズがポインタとして機能しています。
原因
OpenXR の[Interaction Profiles]が選択されていないことが原因でした。
本プロファイルはメニューから[Edit -> ProjectSettings -> -> XR Plug-in Management -> OpenXR]を開き、[UWP]タブで確認できます。
解決方法
[+]ボタンでプルダウンを開き、[Microsoft Hand Interaction Profile]を選択します。
これで Interaction Profiles を設定できました。再び HoloLens2 にデプロイして動作を確認します。
以下の通り、ハンドレイが表示されて手を使ったキューブの操作ができました。