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HoloLens RS5(October 2018 Update)のMixedRealityViewerで3Dモデルを表示する

本日は HoloLens の技術調査枠です。
11/14 に遂に RS5 の正式アップデート October 2018 Update が提供されました。
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本アップデートにより、HoloLens の基本アプリにも MixedRealityViewer が追加されました。
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本アプリを利用することで、HoloLens のローカルフォルダに配置した3Dモデルを Home 画面で表示することができるようになります。
InsiderPreview版で既に本機能を試しましたが、改めて動作を確認してみます。
bluebirdofoz.hatenablog.com

3Dモデルのアップロード

DevicePortal または ファイルエクスプローラなどを用いて、以下のディレクトリを開きます。
・User Folders/3D Objects
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ディレクトリに表示したい3Dモデルをアップデートします。
確認したところ、現在 HoloLens 版 MixedRealityViewer で表示可能なファイル形式はGLB、 STL、OBJ、PLY です。
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アップデートした3Dモデルを表示する

HoloLens 上で MixedRealityViewer を起動します。
[From File]のタブを開き、[Open]ボタンをタップします。
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すると先ほどの 3D Objects ディレクトリが開きます。
表示したい3Dモデルをタップして選択します。
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するとアップロードした3Dモデルが表示され、Home 空間上に配置されます。
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3Dモデルの制限事項について

InsiderPreview版の調査記事で利用した3Dモデルを改めて読み込んだところ、3Dモデルの制約事項は全て同じでした。
・PLY,STLファイルの頂点カラーは反映されない。
・GLTFファイルは読み込みに失敗する。
・FBXファイルはファイルピッカー上に表示されない。
・1万三角ポリゴン以上の3Dモデルは読み込みに失敗する。
・注視時のモーフアニメーション設定などは動作する。

詳しくは前回記事を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
モーフアニメーションの設定方法は以下の3Dランチャ作成時の手順と同様です。
bluebirdofoz.hatenablog.com

おまけ

試しに最新のホロ恋子モデルを表示してみました。
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ライティングが暗くなる問題も変わらずでした。