本日は HoloLens の技術調査枠です。
HoloLensでアニメーションする3Dランチャを作成する方法をまとめます。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
今回から3Dランチャ作成中に気付いた制限事項や注意点をまとめていきます。
本記事はボーンアニメーション(スケルタルアニメーション)についてです。
3Dランチャでのボーンアニメーション
結論から述べると、OS Build:10.0.17686.1003 環境時点では3Dランチャでのボーンアニメーションは利用できませんでした。
3Dランチャ配置時に、以下のようにメッシュ自体が表示されなくなります。
(モデルによっては「We couldn't place this holograms」というメッセージが表示されます)
確認に際して、Blenderにてアーマチュアを用いてボーンアニメーションを設定した最小限の構成の3Dモデルを使用しています。
公式ページのガイドラインにもボーンアニメーションに関する言及がないことから、現状のバージョンではボーンアニメーションがサポートされていないものと思われます。
docs.microsoft.com
このため、3Dランチャ用に作成したホロ恋子モデルのボーンアニメーションも利用できませんでした。
どうしてもアニメーションを行いたい場合は、モデルのアーマチュアを取り払い、シェイプキーに落とし込んでモーフアニメーションとして再生します。
LT資料で紹介した、以下の手を振るアニメーションはこの手法を利用しています。
ただしシェイプキーを利用する場合、別々のポーズ間の動きを自動補間してくれないので、かなり自由度に制限がつきます。
次回はアニメーションのキーフレーム登録に関する注意点です。
bluebirdofoz.hatenablog.com