本日は Blender の技術調査枠です。
Blender で面の裏表を判断する術と修正方法についてハマることがあったので調査結果をまとめておきます。
面の裏表の確認
Blender で面の裏表を確認する方法は大きく二つあります。
一つは「プロパティシェルフ」の「シェーディング」パネルの「裏面の非表示」をチェックしておく方法です。
これを有効にしておくと、裏返った面は表示されなくなるので、面の裏表が検出しやすくなります。
もう一つは「編集モード」で「プロパティシェルフ」の「メッシュ表示」パネルの「面の法線」を有効にしておく方法です。
これを有効にしておくと、各面に法線の方向が表示されるようになります。
更に一つ覚えておくと便利な見分け方として、面の裏表ではソリッド表示時の色合いが異なります。
例えば以下の例ではレンズ部分は面が裏返っており、色合いが黒っぽくなっています。
面の裏表の修正
面の裏表の修正方法は幾つかありますが、簡単に実施可能な二つを紹介します。
まずは「面の反転」です。指定した面のみを裏表を反転させます。
「編集モード」のメニューから メッシュ -> 面 -> 面を反転 で実行できます。
修正箇所が分かっており、手動で選択可能な場合に有効です。
手動で選択するのが現実的でない場合は「法線の再計算」が有効であるかもしれません。
「編集モード」の「ツールシェルフ」から「シェーディング」タブを開きます。
「シェーディング」パネルにある「法線:」の「再計算」ボタンをクリックして実行します。
ただし、この再計算はメッシュの外側/内側という判定で再計算を行うため、選択したメッシュが完全に閉じていないと正しい裏表が判断できないという利用条件があります。