本日は Blender の技術調査枠です。
Blender でグリッド設定を変更し、モデルのサイズを見やすくする方法をまとめます。
グリッドに関する設定は「3Dビュー」の「プロパティシェルフ」を開き、「表示」パネルでビュー毎に設定できます。
「X」「Y」「Z」の選択ボタンと「ライン:」の項目は正投影の場合以外で有効です。
正投影とは以下のように平行投影かつX,Y,Zいずれかの軸に完全に平行な表示状態を指します。
「X」「Y」「Z」で表示する軸線を決定します。
「ライン:」の数は表示するフロアグリッドの数を決定します。
「拡大縮小:」はフロアグリッドおよび無限グリッド(正投影時に無限表示されるグリッドのはグリッドの基本間隔を設定します。
基本値の「1.000」は「メートル法」での 1m にあたります。
「細分化:」は無限グリッドの分割レベルを設定します。
二重に細分化を行うため、設定値を二乗した値で分割されます。
「拡大縮小: 1.000」「細分化: 10」の場合、最小のグリッドは 1cm 単位となります。
その他、サイズを測る際の便利機能を紹介します。
「四分割表示」をクリックすると、以下のように画面が四分割され、上下左右正面から見た形になります。
ビューの分割と異なり、一つの3Dビュー内で画面が分割される点に注意が必要です。
「ワールドの背景」にチェックを入れると、ワールド設定で行った背景が3Dビューに表示されます。
「ワールド」タブを開き、「ワールド」パネルで「水平色」に白色を設定します。
すると以下のように背景が白く表示されるようになります。
3Dモデルのサイズを測りたい場合に便利です。