本日は HoloLens の技術調査枠です。
HoloLensでアニメーションする3Dランチャを作成する方法をまとめます。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
今回はモーフアニメーションの制限事項で気になる点があったので調査を行います。
以下の3Dランチャ制限事項にあるモーフターゲットの上限とは何を指しているかです。
再生時間: 最大 20 分
キーフレーム数:最大 36,000 フレーム
モーフの頂点数:最大 8,192
各シェイプキーでの上限値なのか、全てのシェイプキーを加算した条件なのかを確認します。
モーフアニメーションの検証
基礎となるモデルとして 3,446 個の頂点と 6,888 個の三角ポリゴンを持つUV球を作成します。
そしてX軸とZ軸にそれぞれ伸縮する2つのシェイプキーをアニメーションとして登録しました。
3Dランチャに設定を行い、確認してみます。こちらは特に問題なく再生されました。
次にもう一つ、Y軸に伸縮するシェイプキーを追加し、アニメーションとして登録します。
これにより、シェイプキー一つ辺り 3,446 頂点なので、合計 10,338 の頂点変形のパターンがあることになります。
3Dランチャに設定を行い、確認してみると……再生できました。
微妙に変形具合が異なりますが、これはシェイプキー上限の問題というより、別の補正の問題のように見えます。
何にせよ。モーフの頂点数制限の 8,192 とは一つのシェイプキー辺りの上限を指すようです。
シェイプキーが幾つまで登録できるか上限があるのかは分かりませんが、ある程度、色々なアニメーションが作れそうです。