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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その47(髪の塗り)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
今回からはテクスチャの塗りを行います。まずは髪の塗りからです。
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影の描き込み

髪の毛の部分に影を描き込んでいきます。
影用のフォルダを作成し、[下のレイヤーでクリッピング]して効果を[乗算]にします。
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[新規ラスターレイヤー]を作成します。
塗りに少しムラを出すために影塗りでは[筆]ツールを開き、[水多め]を選択します。
青味がかった髪にしたいので、色は少し青が強い色を設定しました。
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後はペンタブで影の部分を描き込んでいきます。
どう線を引けば良いのか分からない場合は、自分の好みの絵を見て参考にすると良いと思います。
より立体感を出したい場合は影を二重にするのも手です。
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ポニーテールや髪留めなど他の髪の部分も影を描き込みました。
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ハイライトの描き込み

次に、髪のハイライトを描き込みます。
ハイライト用のフォルダを作成し、[下のレイヤーでクリッピング]して、こちらは効果を[覆い焼き(発光)]にします。
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[新規ラスターレイヤー]を作成します。
同じく[筆]ツールの[水多め]を選択し、ハイライトの部分を描き込みます。
トポロジーの段階で同じ高さの部分に頂点を設定していた場合、ここで高さの位置合わせが楽になります。
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最後にハイライトに軽い色の変化を付けます。
ハイライトレイヤーの上に[新規ラスターレイヤー]を作成します。
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[グラデーション]を開き、[描画色から背景色]を選択します。
色味の異なる2色を描画色と背景色に設定します。
ここでは黄色と緑色を設定し、[直線]でグラデーションを作成しました
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[選択範囲]を開き、[長方形選択]を選択します。
必要な箇所を選択したら[選択範囲外を消去]で切り取り、メニューから 編集 -> 変形 -> メッシュ変形 を選択します。
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[横格子点数]と[縦格子点数]を調整して変形しやすいように分割します。
ハイライトの形に合わせて頂点を移動し、グラデーションを変形させて[確定]します。
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後はグラデーションのレイヤーを[下のレイヤーでクリッピング]して、効果を[オーバーレイ]に設定します。
するとコントラストの弱いハイライトの境界部分が強調されて異なる色味がかかります。
ハイライトを白の単色とするよりも、より光の反射のような見た目になりました。
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もう少し色味を出したい場合には同じグラデーションを二重に掛けると、境界の色味が強調されます。
メニューから レイヤー -> レイヤーを複製 でグラデーションレイヤ―を複製するだけです。
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モデルの確認

試しにモデルへテクスチャを反映してみました。
影を描き込むとモデルの見た目が一気に引き締まります。
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次は服の塗りです。
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