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様々なVR/MRデバイスでリモートコミュニケーションを行う「Spatial」を試す その2(xRデバイスでの利用手順)

本日は xR アプリケーションの調査枠です。
様々なVR/MRデバイスでリモートコミュニケーションを行う「Spatial」の利用手順を記事にします。
今回はxRデバイスでの Spatial の利用手順です。本記事ではデバイスに HoloLens2 を利用します。
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前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

Spatialが利用可能なxRデバイス

Spatial は以下のxRデバイスをサポートしています。
Microsoft HoloLens
Microsoft HoloLens 2
・Oculus Quest
・Nreal
Magic Leap
support.spatial.io

本記事では HoloLens2 を用いて利用手順を記事にします。
HoloLens2 以外のxRデバイス毎のアプリケーションのインストール手順は以下を参照ください。
support.spatial.io

HoloLens2での利用手順

HoloLens2 で Spatial を利用する場合は Microsoft ストアから「Spatial」アプリをインストールする必要があります。
www.microsoft.com

HoloLens2のネットワーク接続

Microsoft ストアからアプリをインストールするため、HoloLens2 をインターネットに接続する必要があります。
以下の記事を参考に HoloLens2 をインターネットに接続します。
bluebirdofoz.hatenablog.com

Spatialのインストール

手首をもう片方の手の人差し指で叩くジェスチャーを行い、HoloLens2 でメニューを開きます。
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メニューに「Microsoft Store」パネルがピン留めされている場合はこれをタップします。
見当たらない場合は右端にある「すべて」のアプリ一覧を開いて「Microsoft Store」パネルを起動します。
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Microsoft Store」パネルが開いたら、検索欄に[spatial]を入力して「Spatial」アプリのページを開きます。
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[入手]をクリックすると、「Spatial」アプリのインストールが開始します。
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インストールが完了すると、起動確認のダイアログが表示されるので[起動]をタップします。
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またはメニューの「すべて」のアプリ一覧から、追加された「Spatial」アプリを選択する事でも起動できます。
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「Spatial」アプリを起動すると以下のようなPINコードが表示されます。
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アカウントとヘッドセットの連携

アカウントとヘッドセットを連携させるにPINコードを利用します。
PCのブラウザから Spatial の公式ページを開きます。
spatial.io

トップページ画面右上の[Log in]をクリックします。
登録を行ったアカウントでログインを行います。
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ログインを行うと、アカウントページが表示されます。
画面右上の[Pair Headset]をクリックします。
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PIN入力欄が表示されるので HoloLens2 で表示されているPINコードを入力します。
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これでアカウントとヘッドセットの連携ができました。
HoloLens2 側で以下のアカウントのトップ画面が表示されます。
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トップ画面の基本操作

「Spatial」アプリのトップ画面に表示されるUIについて説明します。
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番号ツール名機能
1空間の選択入室するスペースを選択します。
デフォルトで3つのサンプルスペースが表示されています。
入室可能な空間があれば追加で表示されます。
2New space新規スペースを作成します
3Reset wallボードの位置設定をリセットします。
4Locationロケーション設定を変更します。
GPSの参照の他、A/B/Cの3つのロケーションを保存できます。
5Switch Userヘッドセットと連携するアカウントを変更します。

スペースの作成

今回は[New space]をタップして、新規にバーチャル空間を作成してみます。
Spatial ではコミュニケーションを行うための、1つの共有するバーチャル空間を「スペース」と呼びます。
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初めに、様々な情報を表示するための「ボード」を配置する壁を設定します。
手頃な壁の方を向いて、タップを行うと、そこにボードが配置されます。
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これでスペースが生成されました。
ボードの上部にスペースの名前が表示されています。
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このとき、PCブラウザのアカウントページを確認すると、作成したスペースを確認できます。
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スペースをクリックすると、ブラウザから入室することもできます。
ブラウザでの操作方法については次回の記事とします。
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スペースの基本操作(画面上部)

ボードの上部に表示されるUIについて説明します。
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番号ツール名機能
1参加者の一覧現在、スペースに入室中の参加者が表示されます。
2スペースの名前現在、参加中のスペースの名前です。
ペンアイコンをクリックすると名前を変更できます。
3スペースの保存現在のスペースの状態を保存します。
メモやオブジェクトなどの状態を保存しておくことができます。
4参加者の招待参加者を招待するためのURLを表示します。
表示されたダイアログをタップすると、URLがアカウントのメールアドレスに送信されます。
5デバッグ各種デバッグメニューが表示できます。

参加者の招待ダイアログ

[参加者の招待]アイコンをタップすると、ダイアログが表示されます。
表示されるURLを参加者に開示し、URLにアクセスすることでスペースへの参加が可能です。
[EMAIL ME A LINK]をタップすると、アカウントのメールアドレスにURLが送信されます。
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メモ

筆者環境ではヘッドセットのダイアログで確認できるURLと、参加者が入力すべきURLに差異がありました。
[EMAIL ME A LINK]で受信したURLであれば正しく入室できたので、こちらを利用した方が良いかもしれません。

スペースの基本操作(メニュー)

スペースでは常に胸元の辺りに青いアイコンが表示されています。
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これをタップすると、5つのアイコンメニューが開きます。
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番号ツール名機能
1Muteマイクのオン/オフ切り替え(デフォルトオン)
2Scribble空間上に手でラインを描き込みます
3Content様々なコンテンツを空間上に配置します
4Spaces他のスペースに切り替えます
5Settings各種設定を行う画面を開きます

Scribble

空間上に手でラインを描き込むことができます。
オブジェクトを強調するラインを描き込んだり、簡易な図や文字を描くことができます。
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Content

様々なコンテンツを空間上に配置することができます。
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いくつかのサンプルコンテンツを以下に紹介します。

Add Note

空間上にテキストメモを配置します。
テキスト入力時には空間上にキーボードが表示されます。
またはマイクアイコンをタップすることで音声認識による入力も可能です。
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3Dモデル/画像/動画

空間上に3Dモデル/画像/動画などを配置します。
配置したコンテンツは両手で操作することで、拡大縮小や回転が可能です。
また、これらのコンテンツはPCのブラウザから追加することもできます。
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Mirror

空間上にミラーを配置します。ミラーを通して自身のアバターを確認することが可能です。
画像の通り、Spatial は HoloLens2 の全指トラッキングに対応しており、手の動きをアバターが再現します。
この他、アバターは喋ったときのリップシンクや定期的な瞬きなども行います。
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Spaces

利用可能な他のスペースに切り替えたり、新規スペースを作成することができます。
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Settings

個別のミュート設定など各種設定の操作や変更が行えます。
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招待用URLでの参加手順

スペースの作成者から招待用URLを受け取ったら、ブラウザからURLにアクセスします。
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Spatial のログイン画面が表示されるのでログインを行います。
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これでスペースに参加できました。
(画像は同アカウントで入っているため参加者は増えていません)
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ヘッドセットを利用したい場合は[Pair Your Headset]を実行して、ヘッドセットをアカウントに連携します。
次はブラウザの利用手順を記事にします。
bluebirdofoz.hatenablog.com

公式マニュアル

support.spatial.io