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Bevel Curve Toolsアドオンを使ってBlenderで髪の毛オブジェクトを作る その5(UVマップの調整)

本日は Blender の小ネタ枠です。
Bevel Curve Tools アドオンを使ってBlenderで髪の毛オブジェクトを作る手順を記事にします。

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

UVマップの調整

毛並の方向を揃える

この状態で改めてUVマップを確認すると左右でUVマップの上下が反転していることが分かります。
毛並みの方向を揃えたいのでメッシュ上下の両端位置はUVマップ上の同じ位置に固定します。
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[編集モード]で上下両端のUVマップの頂点を選択します。
頂点を固定したい位置に移動させ、[UV]->[ピン止め]で位置を固定します。
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この状態で改めてUV展開を実行します。
すると同じ方向に毛並みが流れる形でUVマップを作成できました。
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メッシュサイズとの比率を合わせる

UVマップの方向を揃えることができましたが、自動で展開したため、マップのサイズが各オブジェクトで最大になっています。
このため、小さいオブジェクトではテクスチャの解像度が高く、大きいオブジェクトでは低くなってしまいます。
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[UVエディター]上で頂点を全選択して[拡大縮小]を実行し、サイズをオブジェクトとのサイズ比に合わせます。
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処理の自動化

上記の作業を全てのメッシュに実施します。
こちらの作業もスクリプト化しました。

毛並の方向を揃える処理

以下の記事の python スクリプトの関数を全てのオブジェクトに対して処理を行います。
bluebirdofoz.hatenablog.com

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毛並の方向を揃える処理

以下の記事の python スクリプトの関数を全てのオブジェクトに対して処理を行います。
bluebirdofoz.hatenablog.com

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これでBevel Curve Tools アドオンを使って作ったオブジェクトを元に、毛皮オブジェクトを作成することができました。
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