本日は Blender と Unity の小ネタ枠です。
BlenderからUnityへ引き継げるマテリアルの情報を確認します。
BlenderからUnityへ引き継げるマテリアルの情報
Blenderでのマテリアルの[ベースカラー]は Unity での Albedo のカラーとして取り込まれます。
・Blenderでの設定
・Unityでの取り込み結果
ただし、カラーのアルファ値については引き継げません。
また[メタリック]、[スペキュラー]、[粗さ]の値も引き継ぐことはできません。
・Blenderでの設定
・Unityでの取り込み結果
テクスチャの参照
ベースカラーとノーマルマップのテクスチャ参照については Unity に引き継ぐことができます。
参照を設定するため、マテリアルのノードを有効化して[サーフェス]を[プリンシプルBSDF]に変更します。
ベースカラーに[画像テクスチャ]の参照を設定しました。
・Blenderでの設定
・Unityでの取り込み結果
テクスチャ読み込み時の注意事項
fbx ファイルに含まれるのはテクスチャの参照のみで、テクスチャファイル自体は含まれません。
このため、fbx ファイルの取り込み前にテクスチャファイルを Unity プロジェクトに取り込んでおく必要があります。
テクスチャのファイル名が一致していれば、参照ディレクトリの構成に関係なく参照されます。
テクスチャ参照を設定していてもベースカラーの設定は引き継がれます。
ベースカラーとテクスチャの色情報が乗算されてしまうので、テクスチャの色合いをそのまま出力したい場合は、必ず[ベースカラー]を白(R:255,G:255,B:255)にしておく必要があります。
ノーマルマップの参照
テクスチャのノーマルマップの参照を引き継ぐ場合は、[ノーマル]の項目に[ノーマルマップ]を設定します。
ノーマルマップの[カラー]として[画像テクスチャ]の参照を追加します。
・Blenderでの設定
・Unityでの取り込み結果
ノーマルマップのテクスチャもベースカラーと同様に予めインポートしておく必要があります。