本日は cluster の技術調査枠です。
cluster の自作ワールドを作成してアップロードする手順を記事にします。
今回はアセットのサンプルシーンからのプレハブ作成と注意事項を記事にします。
前提条件
本記事は以下の記事のプロジェクトでの作業一例と、そこで発生した注意事項です。
bluebirdofoz.hatenablog.com
完成品のサンプルシーンからプレハブを作成する
記事で利用した[Christmas Decoration Props]アセットに含まれるサンプルシーンからプレハブを作成する手順を紹介します。
完成品のサンプルシーンを開く
[Christmas Decoration Props]アセットには素材を組み合わせた完成品のサンプルシーンも予め用意されています。
こちらのサンプルシーンから完成品のプレハブを作成してみます。
完成品のサンプルシーンは以下にあります。このシーンを開いてみます。
Assets/ChristmasScene/Assets/Scene/CristmasScene.unity
Tips
筆者環境ではこのとき3Dモデルが透明になってしまい、[Scene]画面に描画されない問題が発生しました。
各 MeshRenderer には以下の警告メッセージが表示されます。
In Deferred Shading, all objects receive shadows and get per-pixel reflection probes.
これはサンプルシーンの[MainCamera]の[RenderingPath]で[Deferred]が指定されていることが原因でした。
[Deferred]はリアルな描画を行うために使用される設定で、こういったサンプルシーンではよく利用されています。
しかし、プロジェクトの[Graphics Settings]で[Deferred]が[NoSupport]に設定されていると、レンダリングが無効化されて描画されません。
[MainCamera]の[RenderingPath]を[Use Graphics Settings]に変更するか[MainCamera]自体を削除すると、Graphics Settings の設定が利用されて3Dモデルが描画されます。
サンプルシーンを正常に開くことができれば以下のように部屋と小物が設定された3Dモデルが確認できます。
完成品の3Dモデルのプレハブ化
このサンプルシーンをひとまとまりの素材として利用するため、部屋と小物をまとめた3Dモデルをプレハブ化します。
[Hierarchy]から3Dモデルの親オブジェクトをドラッグして Prefab フォルダにドラッグするだけです。
これで3Dモデルをプレハブ化することができました。