本日は MRTK の技術調査枠です。
MRTKのMeshObserversでエディター上でSpatialMapの仮想メッシュを表示する手順を記事にします。
Mesh Observers
MRTK の Mesh Observers のプロファイルを設定することでエディター上で SpatialMap のメッシュを表示できます。
microsoft.github.io
サンプルプロジェクトの作成
MRTK 2.5をインポートして基本設定を行ったサンプルプロジェクトを作成しました。
MRTK を使ったプロジェクトの基本設定の手順は以下の記事を参考にしてください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
Mesh Observersの設定
MixedRealityToolkit オブジェクトの Inspector ビューを開き、[Copy & Customize]で新規プロファイルを作成します。
[Clone Profile]ダイアログが開くので、任意のプロファイル名を設定して[Clone]を実行します。
[Spatial Awareness]タブを開き、[Enable Spatial Awareness System]にチェックを入れます。
[SpatialAwarenessSystem]のプロファイルを[Clone]して新規プロファイルを作成します。
[Clone Profile]ダイアログが開くので、任意のプロファイル名を設定して[Clone]を実行します。
これで[Spatial Awareness System Settings]の設定が編集できるようになります。
[Add Spatial Observer]をクリックして新しいオブザーバを追加します。
追加したオブザーバの[Type]のプルダウンを開きます。
[Microsoft.MixedReality.Toolkit.SpatialObjectMeshObserver -> SpatialObjectMeshObserver]に設定します。
これでエディター上でシーンを再生したときに、SpatialMap のメッシュが表示されるようになります。
メッシュの差し替え
メッシュを差し替えたい場合は[ObjectMeshObserver]のプロファイルを[Clone]して新規プロファイルを作成します。
[Clone Profile]ダイアログが開くので、任意のプロファイル名を設定して[Clone]を実行します。
これで[Object Mesh Observer Settings]の設定が編集できるようになります。
[Spatial Mesh Object]の欄に、メッシュとして表示したいプレハブを設定します。
再びシーンを再生すると、差し替えたメッシュが表示されるようになります。
このメッシュの表示はデフォルト設定ではエディター上でのみ実行される設定になっています。