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SampleQRCodesプロジェクト内の処理を読み解く その2(QRコードの検出と更新イベントを使って視覚化する)

本日は HoloLens2 の小ネタ枠です。
SampleQRCodesプロジェクト内の処理を確認してQRコード追従の仕組みを理解します。
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今回はQRコードの検出と更新イベントを使って視覚化する処理を確認します。

前提条件

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

スクリプトの確認

今回はシーンにアタッチされているスクリプトとその関連スクリプトを確認して、QRコードの検出と更新イベントを理解します。
・Singleton
・QRCodeManager
・QRCodesVisualizer
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なお、SampleQRCodes プロジェクトでは以下のスクリプトは未使用です。
・QRCodesSetup

スクリプトの役割と各コードの処理や参照ドキュメントをコメントとして追記しました。

Singleton.cs

シングルトン作成用のクラスです。
以下の通り、本クラスを継承することでシングルトンを作成できます。

public class MyClassName : Singleton<MyClassName> {}

QRCodeManager.cs

QRコード監視の開始と停止を行います。
QRコードの検出、更新、ロスト時に登録されたイベントハンドラーを実行します。

QRCodesVisualizer.cs

QRコードの検出状態を視覚化して見た目に分かるようにします。
QRコード監視には QRCodeManager を利用します。

QRCodesSetup.cs

QRコードマネージャと可視化の設定を自動で行います。
SampleQRCodes プロジェクトではシーンに予めマネージャと可視化の設定が行われており、本スクリプトは未使用です。