MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

SampleQRCodesプロジェクト内の処理を読み解く その1(スポーンオブジェクトでのQRコードの情報取得)

本日は HoloLens2 の小ネタ枠です。
SampleQRCodesプロジェクト内の処理を確認してQRコード追従の仕組みを理解します。
f:id:bluebirdofoz:20210523193412j:plain

今回はスポーンオブジェクトでのQRコードの情報取得の処理を確認します。

SampleQRCodesプロジェクト

SampleQRCodes プロジェクトの試し方については以下を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

QRコード検出スクリプト

SampleQRCodes プロジェクトでシーンにアタッチされているQRコードの検出スクリプトは以下の2つです。
・QRCodeManager
・QRCodesVisualizer
f:id:bluebirdofoz:20210523193428j:plain

また、QRCodesVisualizer で参照しているスポーン用オブジェクトには以下の2つのスクリプトがアタッチされています。
・QRCode
・SpatialGraphCoordinateSystem
f:id:bluebirdofoz:20210523193437j:plain

スクリプトの確認

今回はスポーン用オブジェクトの2つのスクリプトを確認して、QRコードの情報取得を理解します。
スクリプトの役割と各コードの処理や参照ドキュメントをコメントとして追記しました。

QRCode.cs

スクリプトは割り当てられたQRコードの情報を参照し、スポーンオブジェクトの検出範囲UIと情報テキストを更新します。

SpatialGraphCoordinateSystem.cs

ノードIDから HoloLens が保有する空間座標系の情報を取得します。
座標の情報を Unity シーンの座標系に変換し、アタッチしているオブジェクトの座標と回転に反映させます。