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Blender2.8でモンスター型のキャラクターモデルを作成する その7(モンスター型モデルにHumanoidリグを設定する)

本日はモンスター型モデルの作成枠です。
ホロモンモデルを改修して Humanoid リグに対応できるボーン構造に変更しました。
今回はホロモンモデルを Unity に取り込んで Humanoid リグを設定します。
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Humanoid に変換可能なリグ構造

Humanoid に対応したリグの作成例は以下の記事などを参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

FBXファイルの出力と Unity への取り込み

Blender で改修したモデルを FBX ファイルとして出力します。
メニューから[ファイル -> エクスポート -> FBX]を開き、以下の設定で FBX ファイルを出力します。

[内容 -> オブジェクトタイプ]の以下に必ずチェックが入っていること
・アーマチュア

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出力した FBX ファイルを Unity プロジェクトにドラッグして取り込みます。
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Humanoid リグの設定

取り込んだ FBX ファイルを選択して Inxpector ビューから[Rig]タグを開きます。
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[AnimationType]で[Humanoid]を選択して[Apply]を実行します。
これでモデルのリグ構造から Humanoid リグへのリターゲットが実行されます。
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反映が完了したら[Configure...]をクリックしてリターゲットが正常に行われたか確認します。
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リグの確認用シーンが開くのでモデルのボーンと Humanoid リグの対応が想定通りになっているか確認します。
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今回のホロモンモデルでは瞳孔の収縮ボーンが目線のコントロールボーンとして誤って対応付けされていました。
対応付けされたボーンを解除して対応無しの None に変更しておきます。
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変更を完了したら[Apply]をクリックしてリターゲットを再実行します。
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これでホロモンモデルに Humanoid リグを設定することができました。
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