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Unity Localizationを使ってプロジェクトをローカライズする その17(エディター上での起動時のロケールを変更する)

本日は Unity の技術調査枠です。
Unity Localization を使ってプロジェクトをローカライズする方法を記事にします。
今回はエディター上での起動時のロケールを変更する方法です。

前回記事

以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

起動時のロケールの参照設定

エディター上のロケールの設定を確認するには[Edit -> Project Settings..]でProject Settingsを開きます。
[Localization]タブを開きます。

[Locale Seelctors]セクションに以下のアプリケーションが言語設定を選択する条件が指定されています。

Command Line Locale Selector:コマンドラインのオプションで指定されたロケールを選択する。
System Locale Selector:CultureInfo.CurrentUICultureやApplication.systemLanguageを参照してロケールを選択する
Specific Locale Selector:本設定項目からロケールを指定する
Player Prefs Locale Selector:プレーヤー設定を使用してロケールを選択する

本条件は[Locale Seelctors]のリストの順に判定されます。
デフォルト設定ではコマンドラインのオプション -> システム参照 -> 本設定を順に参照してロケールが選択されます。

エディター上での起動時のロケールを変更する

エディター上での起動時のロケールを変更するには一時的に本設定を変更してロケールの条件を変更します。
今回は実行環境の設定にかかわらず、必ず英語ロケールで起動するように設定を変更してみます。

[Specific Locale Selector]の設定で選択するロケールを任意に設定することができます。
本項目の設定を英語ロケールに切り替えます。

次に本設定が必ず参照されるように[Locale Seelctors]のリストの順を入れ替えます。
[Specific Locale Selector]の項目をドラッグしてリストの一番上に設定します。

動作確認

これで設定は完了です。
エディターを再生して英語ロケールが選択されていれば成功です。

本設定はビルドしたアプリも参照するのでエディター上での確認が完了した後は元に戻しておきます。

シーンの途中でロケールを切り替えたい場合は[Game]ウィンドウ右上のプルダウンからロケールを選択して切り替えられます。