本日はBlenderの小ネタ枠です。
Blenderでショートカットキーの移動量入力に数式を利用する方法です。
ショートカットキーの移動量入力に数式を利用する
通常時、数値入力は数字のみを受け付けるシンプルモードで動作します。
数値入力で数式を利用するには入力モードをアドバンストモードに切り替える必要があります。
docs.blender.org
アドバンストモードでは[+],[*],[/]などPythonの基本演算が利用できるようになります。
切り替えには[=]または[NumpadAsterisk]キーを入力します。
シンプルモードの場合
試しにシンプルモードのままショートカットキーで数値入力を行ってみます。
X軸方向の移動を行うため、[G -> X]キーを入力します。
この状態で次に[2 -> * -> 2]キーを入力します。
シンプルモードで数字のみ受け付けるため、[*]キーは無視されて22mオブジェクトが移動しました。
アドバンストモードの場合
次にアドバンストモードを試します。[G -> X]キーを入力した後、[=]キーを入力します。
すると以下のように入力式の表示が切り替わります。
この状態で次に[2 -> * -> 2]キーを入力します。
アドバンストモードに切り替わっているため、[2*2]の数式が計算されて4mオブジェクトが移動しました。
UI入力
ちなみにプロパティウィンドウなどのUI入力ではそのまま数式が利用できます。
以下の通り、[2 * 2]を入力すると4mオブジェクトが移動しました。