本日はホロ恋子モデルの作成枠です。
基礎となる素体のモデリング用に水着状態の二面図を作成しました。
水着状態の素体を作るのは、後々の服の着せ替えや、別キャラクターのモデリングの際の流用性を見込んでのことです。
まずは水着状態のキャラクターをモデリングし、服を着たモデルはそこに服を上乗せする形でモデリングを行います。
着せ替えを行わない一体のみのモデリングであれば、初めから服を着た状態のモデリングで良いと思います。
以下、水着モデルを書くにあたってスクール水着の描き方を調べました。
はたして、このブログを見に来てくれている方に需要があるのか、全く分かりませんが折角なのでまとめておきます。
スクール水着の絵を描く予定がある人以外は今後の人生でこの知識を用いることはないでしょう。
今回描いた水着は、旧スクール水着と呼ばれるものです。
スクール水着は他に、更に古い旧旧タイプと、より新しい新タイプがあります。
旧タイプは1960年代~1980年代辺りで使われていたもので、スカートのような前垂れが付いているのが特徴です。
この前垂れは胸元から入った水を逃がすための水抜きの機構を担っています。
赤線部分で、外側の布と内側の布を縫い付けることで、筒状の水の抜け道を作る構造になっています。
よって、内側に入り込む布が縫い目部分より外に広がることはありません。描く際は注意しましょう。
背部には、この水抜き機構はありません。一枚の布が後ろから前に回り込む形で構成されています。
因みに、前述した旧旧タイプは後ろにもこの垂れ部分があり、ここで旧旧タイプと旧タイプが区別できます。
肩部分は前後共にU字型が一般的とのことです。
新タイプでは肩部分が紐型になっているものもありますが、旧タイプは布型です。
水抜き機構もですが、昔の素材は水捌けや伸縮性が良くなかったことが理由とか。
脇から腰まで伸びるラインは「プリンセスライン」と呼ばれるドレス様式で見られる縫い目です。
絵を立体的に見せるため、立体を意識してラインを引きます。
ウェストの細い部分では内側にラインが寄り、臀部の広い部分では外側にラインが寄ります。
因みにあくまで「プリンセスライン」はドレス様式の名称で、このラインそのものの名称ではないそうです。
以上、参考になったでしょうか……。
スク水にHMDデバイスとかいう製作者の性癖が疑われかねないキャラクターが生み出されました。
これはこれでインパクトがあってキャラデザとして有りにも思えてきたり。。