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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その6(頭部三面図の作成と顔の描き方)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
顔のモデリングを行うために利用する三面図を作成しました。
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※ 2018/12/12 その13での三面図更新に合わせて三面図を最新のものに差し替え。

今回のホロ恋子のモデルはローポリゴンモデルとする予定なので、実際には全身図の三面図で顔を作り込んでも十分です。
ただ、それなりのハイポリゴンでモデルを作成する場合は顔のみ高解像度の三面図も用意した方が作りやすいです。

顔パーツの比率

身体同様に、頭部についても理想的な比率や形状があります。
顔は絵柄によって大きく変わるため、身体ほど厳密ではありませんが、一般的に目安となるポイントを抜粋します。

目と目の間の幅は目の横幅と同じ

目と目の間の幅が目の横幅より長くなると、目が離れているような印象になります。
また目の横幅は縦幅と異なり、キャラクタや表情によってあまり変化しません。
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鼻先は目の上部と顎の丁度真ん中

ホロ恋子はジト目なので少々分かり辛いですが、まず眼球をイメージします。
鼻先の位置はその眼球の上部と顎の真ん中になります。
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目を描く時は眼球をイメージする

ホロ恋子のようなジト目を描く場合でも必ず眼球の球体をイメージして線を引きます。
ジト目の場合、眼球の真ん中で目が細くなるのではなく、上瞼が落ちることで目が細くなります。
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横顔は頭部の球体から顔パーツが垂れ下がるイメージ

横顔全体で大きな一つの球体をイメージして描くのは誤りです。
後頭部と前頭部をまとめた一つの球体があり、その前部分に顔パーツが垂れ下がっているイメージで全体の形を整えます。
球体と顔パーツの長さは凡そ3:2の比率になります。顔パーツを短くするほど、幼いイメージの顔に近づきます。
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綺麗な横顔を目指すならエステティックラインを意識する

エステティックラインとは鼻の先端と顎の先端を結んだラインのことです。
上下の唇がエステティックラインに触れず、少し後ろにあるのが美と定義されています(by Wikipedia)。
絵においても例外ではなく、このラインが綺麗なキャラクターは整った顔立ちに見えます。
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横顔の顔パーツは平面を意識する

3Dモデリングの下絵として横顔を利用する場合、顔の平面をより意識して詰める必要があります。
例えば今回の下絵でも、口の奥行は小さく、横髪は目が隠れるほど正面に寄せています。
一般的な漫画やアニメでは見栄えのため、口を奥に延ばしたり、横髪が目にかからないようにしますが、3Dモデリングの下絵でこれをやると破綻します。
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特に横髪は前寄りにしておくと、斜めから見たカットにボリュームが出て見栄えが良くなります。
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次はBlederのモデリングで使用する6つの操作です。
bluebirdofoz.hatenablog.com