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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その12(顔の残りパーツのモデリング)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
今回は顔パーツで残る口内と眉のモデリングをまとめて行っていきます。
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口内のモデリング

口のモデリングに続けて、口内にもメッシュを張っておきます。
口内の作り込みを見易くするため、ミラーモディファイアを一旦非表示にしてモデルを断面で確認します。
「モディファイア」タブを開き、対象のパネルの目玉ボタンを押すと、表示/非表示が切り替えられます。
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唇部分を選択し、内側方向へ押し出し([E]キー)で口内のメッシュを生成します。
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後は面張り([F]キー)でメッシュを閉じれば口内のメッシュができました。
面を広げて口内の大きさに余裕を持たせます。
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歯のモデリング

ローポリモデルなら、ほとんど見えない口内はこのくらいのモデリングで十分です。
更に言えば口内は1つの頂点でまとめてしまってもいいかもしれません。
しかしシェイプキーで多様な表情を見せたい場合、どうしても歯を見せる表現が必要になります。

今回のモデルはなるべく表情豊かにしたいので口内の上下でカットを行い、面を1つ追加しました。
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この面に白いテクスチャを描き込み、シェイプキーで面を動かすことで歯を表現します。
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ローポリゴンで最大限の効果を考えた苦肉の策なのでポリゴン数に余裕がある場合は口内もしっかりモデリングした方が良いです。
歯の見せ隠しができるトポロジーを組んだ方が表情を豊かにできます。

眉のモデリング

今回のホロ恋子モデルは眉もテクスチャとして書き込みます。
現状のままシェイプキーで眉を動かしてしまうと、テクスチャが伸びてしまうので睫毛と同様に固定する面を作ります。
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眉は特に「鼻根筋」と「眉毛下制筋」という筋肉の動きによって大きく変化します。
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眉の変形が顕著なのが哀しみの表情です。
哀しみの表情の時、「鼻根筋」は上に引き上げられ、「眉毛下制筋」は大きく押し下げられます。
この表情に変化したとき、なるべく無理な形にならないようトポロジーに注意します。
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次回は顔の調整とローポリゴン化です。
bluebirdofoz.hatenablog.com