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Blender2.8で作成した3DCGを写真に合成する その2

本日は Blender の技術調査枠です。
Blender で作成した3DCGを他の写真に合成する方法について記事にします。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

今回は Blender2.8 内で写真の重ね合わせの確認を行う方法についてです。
前回と同様に自作した HoloLens の3Dモデルを利用します。
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カメラの設定

Blender 内で写真の重ね合わせの確認を行うにはビューの視点をカメラに合わせる必要があります。
シーンにカメラオブジェクトがない場合は[ヘッダー]から 追加 -> カメラ で撮影用のカメラオブジェクトを追加します。
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カメラの位置を視点に合わせるため、ビュー -> 視点を揃える -> 現在の視点にカメラを合わせる を実行します。
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この状態で更にサイドバーの[ビュー]を開きます。
[カメラをビューにロック]にチェックを入れておくと、視点を動かしたときもカメラが自動的に追従します。
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下絵の設定

カメラの画角やピントの調整を行います。
アウトライナーウィンドウでカメラオブジェクトを選択した状態で[カメラ]タブを開きます。
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[下絵]パネルのチェックを入れます。
パネルを開き、[画像を追加]ボタンをクリックします。
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すると下絵の項目が追加されます。
今回は画像ファイルを重ねて確認するため、[背景ソース]の[画像]を選択して[開く]ボタンをクリックします。
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ファイル選択画面が開くので、フォルダから任意の画像ファイルを選択して[画像を開く]を実行します。
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これでビューに指定した画像が表示されるようになります。
これで Blender 内で画像に合わせて撮影設定を調整することができます。
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なお、下絵はレンダリング結果には反映されません。
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Blender2.79以前の手順について

Blender2.79以前での手順は以下の記事を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com