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Adobe Capture:クリエイティブキットで作成したマテリアルをBlenderで利用する

本日はアプリケーションのお試し枠です。
Adobe Capture:クリエイティブキットで作成したマテリアルをBlenderで利用する手順を記事にします。
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前提条件

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

本記事では Blender へのテクスチャの取り込みに Node Wrangler アドオンを利用します。
アドオンのインストール手順は以下の記事を参照してください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

プロジェクトの準備

Bledner を起動し、質感を再現したい3Dモデルを準備します。
[プリンシプルBSDF]ノードを設定したマテリアルの3Dモデルを作成します。
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Adobe Capture から取得した画像ファイルを準備します。
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Tips

Node Wrangler アドオンのデフォルトの読み込み設定には[basecolor]のファイル識別子が登録されていません。
[ベースカラー]の識別子として[basecolor]を追加するか、…_basecolor ファイル名を登録済みの識別子に変更します。
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マテリアルの取り込み

[プリンシプルBSDF]ノードを選択した状態で[Ctrl + Shift + Tキー]を押下します。
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テクスチャの選択ダイアログが開くので、画像ファイルを複数選択して[Principled Texture Setup]をクリックします。
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これで全ての画像ファイルが取り込まれ、マテリアルに自動で設定されます。
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質感の確認

Adobe Capture で作成した画像にはノーマルマップが含まれているため、光の反射に応じた凹凸なども再現されます。
[3Dビューのシェーディング]を[レンダー]に変更して、光源を調整すると効果が確認できます。

・全ての画像ファイルを設定した場合
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・カラーテクスチャのみの場合
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