本日は MRTK の小ネタ枠です。
MRTKのビジュアルプロファイラー(Diagnostics)をキャプチャ時も表示する方法を記事にします。
前提条件
以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
前回記事ではキャプチャ時もビジュアルプロファイラーを表示しましたが、キャプチャ時に負荷がかかってしまい FPS を記録することができませんでした。
今回はビジュアルプロファイラーの更新間隔も調整してキャプチャを行えるようにしてみました。
更新間隔を変更する
ビジュアルプロファイラーの更新間隔を変更してみます。
[MixedRealityToolkit]コンポーネントから[Diagnostics]タブを開きます。
[FrameSampleRate]の値でビジュアルプロファイラーの更新間隔を変更できます。
単位は秒です。
動作確認
更新間隔を 5 秒に設定してキャプチャを行いました。
次の更新間隔が来る前にキャプチャできれば以下の通り、キャプチャの負荷が含まれない FPS のキャプチャが取れます。
ソースコードを確認したところ、以下のように更新間隔 / フレームカウントでフレームレートが計算されるようです。
更新間隔が長ければ影響は少ないものの、次の更新ではキャプチャの負荷が含まれた FPS が表示される点には注意が必要です。
・MixedRealityToolkitVisualProfiler.cs
int cpuFrameRate = (int)(1.0f / (elapsedSeconds / frameCount));