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MRTKのビジュアルプロファイラーをキャプチャ時も表示する その2(更新間隔を変更する)

本日は MRTK の小ネタ枠です。
MRTKのビジュアルプロファイラー(Diagnostics)をキャプチャ時も表示する方法を記事にします。

前提条件

以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

前回記事ではキャプチャ時もビジュアルプロファイラーを表示しましたが、キャプチャ時に負荷がかかってしまい FPS を記録することができませんでした。
今回はビジュアルプロファイラーの更新間隔も調整してキャプチャを行えるようにしてみました。

更新間隔を変更する

ビジュアルプロファイラーの更新間隔を変更してみます。
[MixedRealityToolkit]コンポーネントから[Diagnostics]タブを開きます。
f:id:bluebirdofoz:20220316233929j:plain

[FrameSampleRate]の値でビジュアルプロファイラーの更新間隔を変更できます。
単位は秒です。
f:id:bluebirdofoz:20220316234206j:plain

動作確認

更新間隔を 5 秒に設定してキャプチャを行いました。
次の更新間隔が来る前にキャプチャできれば以下の通り、キャプチャの負荷が含まれない FPS のキャプチャが取れます。
f:id:bluebirdofoz:20220316234215j:plain

ソースコードを確認したところ、以下のように更新間隔 / フレームカウントでフレームレートが計算されるようです。
更新間隔が長ければ影響は少ないものの、次の更新ではキャプチャの負荷が含まれた FPS が表示される点には注意が必要です。
・MixedRealityToolkitVisualProfiler.cs

int cpuFrameRate = (int)(1.0f / (elapsedSeconds / frameCount));