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HoloLens2でホロモンアプリを作る その98(既存のOpenXRプロジェクトにSampleQRCodeのアセットを取り込む)

本日はアプリ作成枠です。
HoloLens2でホロモンアプリを作る進捗を書き留めていきます。

今回は既存の OpenXR プロジェクトに SampleQRCode のアセットを取り込むメモです。

SampleQRCode

ホロモンアプリでQRコード認識を行うため、以下の記事で紹介した SampleQRCode のプロジェクトを利用します。
bluebirdofoz.hatenablog.com

ただし今回は既存プロジェクトに SampleQRCode のアセットを取り込む形にしたいので、上記のプロジェクトと同じ環境を手動で構築する必要があります。

NuGetForUnityのインポート

SampleQRCode のアセットを利用するには Microsoft.MixedReality.QR パッケージのインポートが必要です。
このパッケージは NuGetForUnity を利用してインポートします。
bluebirdofoz.hatenablog.com

以下の公式ページから最新の UnityPackage を取得するか SampleQRCode のプロジェクトから[Nuget]フォルダを取り込むことで NuGetForUnity がインポートできます。
github.com

Microsoft.MixedReality.QR パッケージのインポート

NuGetForUnity をインポートすればメニューから[NuGet -> Manage NuGet Package]でパッケージのインポートができます。

[Microsoft.MixedReality.QR]を検索してインポートしました。

WindowsXRPluginのインポート

SampleQRCode のアセットは Windows XR Plugin を参照しているのでこのインポートも必要になります。
メニューから[WIndow -> PackageManager]を開きます。

[Windows XR Plugin]を検索して[Install]を実行します。

カメラの権限設定

QRコードの認識にはカメラの利用許可の権限設定が必要です。
メニューから[ProjectSettings]を開きます。

[Player -> PublishingSettings -> Capabilities]の項目を開き、[WebCam]にチェックが入っていることを確認します。

Capabilities変更時の注意点

既存プロジェクトの場合、カメラの権限設定が VisualStudio 側でキャッシュされ、変更が反映されない場合があります。
Unity の[Capabilities]を変更してビルドした後は VisualStudio のソリューションファイルでも権限設定が正しく設定されているか再確認を行いましょう。

動作確認

プロジェクトをHoloLens2にデプロイしてQRコードの動作を確認します。
環境が正しく設定できているかは取り込んだ SampleQRCode のサンプルシーンを使って確認するとエラー発生時に問題の切り分けがしやすいです。