本日は HoloLens2 の小ネタ枠です。
SampleQRCodesプロジェクトを使ってHoloLens2でQRコードの位置追跡を試します。
SampleQRCodes
SampleQRCodes プロジェクトは HoloLens2 でQRコードの追跡を試すスクリプトとシーンが設定されたサンプルです。
github.com
プロジェクトの取得
今回は Unity バージョンを MRTK の推奨バージョンに合わせるため、[unity2019]のブランチを取得しました。
GIT のクローンまたは[Download ZIP]からプロジェクトファイルをダウンロードします。
Unity でプロジェクト直下の SampleQRCodes ディレクトリを指定してプロジェクトを開きます。
参照エラーの解消
著者環境では Unity プロジェクトを開くと、以下のエラーが発生しました。
The type or namespace name 'QR' does not exist in the namespace 'Microsoft.MixedReality
本エラーは Microsoft.MixedReality.QR のパッケージを取得することで解決できます。
メニューから[NuGet -> Manage NuGet Packages]を選択します。
[Microsoft.MixedReality.QR]を検索して[Install]を実行します。
これでエラーが解消されます。
シーンの設定
Assets/Scenes/QRCodesSample.unity のシーンファイルを開きます。
著者環境ではこのままビルドしたところ、HoloLens2 上で正常に動作しなかったため、以下の変更を行いました。
[]の Inspector ビューを開きます。
プロファイルの選択を[XRSDKCustomProfile1]から[DefaultXRSDKConfigurationProfile]に変更します。
プロジェクトをビルドして HoloLens2 へインストールを行います。
インストール手順の詳細は以下を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
注意点としてビルドのプラットフォームを[ARM64]で指定する必要があります。