hololensには標準で様々なアプリがインストールされています。
今回はその中の3Dモデルを表示する「Holograms」アプリを紹介します。
簡単に説明してしまえば、画像表示アプリの3Dデータ版でしょうか。
(hololensには「Photos」という普通の画像表示アプリもインストールされています)
起動方法はhololensのメニューを開き、「Holograms」アプリを選択して起動します。
初期状態でサンプルの3Dデータが保存されていますので、今回はスペースシャトルを選びます。
オブジェクトが表示されますので、指先でドラッグ操作を行い、好きなところに配置します。
配置しました。空中に配置しているので好きな方向から眺めることができます。
下から覗き込めばオブジェクトの下部が見えます。
なお、このとき配置したオブジェクトは意図的に消さない限り、電源再起動しても部屋の同じ位置に残り続けます。
さて次は再生ボタンのある3Dデータがありますのでこれも配置してみましょう。
配置しました。再生ボタンのある3Dデータはアニメーション再生可能なオブジェクトです。
宇宙飛行士が漂いつつ、手を振っています。
さて、この「Holograms」アプリで表示・再生可能な3Dデータのフォーマットは何なのでしょうか?
・How to add holograms to the hologram app
https://forums.hololens.com/discussion/851/how-to-add-holograms-to-the-hologram-app
どうやら独自フォーマットのようです。hololensを購入すれば、お手軽に3Dデータを保存して表示とはいきません。
では手段がないのかと言えば、そうではありません。
Microsoftは有料アプリとして、汎用フォーマットの3Dファイル表示アプリを別途リリースしていました。
購入ページと紹介ページです。
・Verto Studio VR
https://www.microsoft.com/en-us/store/p/verto-studio-vr/9p32wn9sxn7r
・HoloLensを使って3Dファイルを現実世界に表示するMRアプリ「VertoStudio VR」
http://vrinside.jp/news/vertostudio-vr-mr-app/
対応しているデータフォーマットは FBX, OBJ, STL, DAE とのこと。
STLフォーマットはCADソフト用のファイル形式ですね。
CADデータを仕事で利用している方はhololensと本アプリを用いると仕事が便利になるかもしれません。
($99の有料アプリのため、流石に私は試せず。。)
購入ページだとSTLフォーマットの記載は見当たりませんが、以下のページで記載がありました。
・Verto Studio VR - 3D Modeling for HoloLens
https://mixed.reality.news/forum/press-release-verto-studio-vr-3d-modeling-for-hololens-0176014/