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Blender標準テクニック[ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG]を試す その66(アンビエントオクルージョン)

本日は書籍「Blender標準テクニック[ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG]」の実施枠です。

今回は「高度なマテリアル作成」の最後の作業です。
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アンビエントオクルージョンの設定を行います。

アンビエントオクルージョンは一種の描画トリックです。
メッシュに囲まれた箇所に暗がりを作ることで物体の見栄えをよくします。
アンビエントオクルージョン(Ambient Occlusion - BlenderWiki
 https://wiki.blender.org/index.php/Doc:JA/2.6/Manual/Lighting/Ambient_Occlusion

プロパティウィンドウの「ワールド」画面を開きます。
アンビエントオクルージョン(AO)」のチェックを入れると有効になります。
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ブレンドモードを「乗算」に切り替えます。
更に「ギャザー」パネルの「陰の減衰:」の「距離」を 0.02 に変更します。
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レンダーモードで確認し、明るさを調節します。
「距離」値が大きいほど、アンビエントオクルージョンが及ぶ空間が多くなります。
ただし、距離が長くなればレンダリング時間が長くなるので気を付ける必要があります。
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また、マテリアル設定画面の「シェーディング」パネルの「周囲」の値を調整すれば、アンビエントオクルージョンによる影響をマテリアル毎に設定可能です。
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