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VR空間でお絵描きと3Dデータ作成をする その3(ツールの種類と使い方 前編)

本日は Microsoft Maquette の利用手順枠です。
Microsoft Maquette のツールの種類と使い方について記事にします。
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前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

ツールの選択

Microsoft Maquette ではプロジェクトを造形するために様々なツールを利用できます。
メニューに常に表示されているので必要なツールを選択して、利き手で利用します。
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以下の8種類のツールがあります。

番号ツール名機能
1Selectオブジェクトの選択と操作を行う
2Brush立体的なブラシツールを利用する
3PaintBucketオブジェクトのカラーと質感を変更する
4Text空間にテキストを描き込む
5Cloneオブジェクトを複製する
6Eraseオブジェクトを削除する
7Eyedropperオブジェクトの色と質感を抽出する
8Cameraプロジェクト空間の撮影を行う
利き手側でも[スパナ]ボタンを押下することでツールを切り替えできます。
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Select

オブジェクトの選択と操作を行うためのツールです。
利き手で選択したオブジェクトに対して、様々な操作を行えます。
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番号機能
1選択中の複数のオブジェクトをグループ化します
2選択中のオブジェクトのグループを解除します
3全てのオブジェクトを選択状態にします
4全てのオブジェクトの選択状態を解除します
5選択状態と非選択状態を反転します
6選択中のオブジェクトを削除します
7選択中のオブジェクトをロックします
8選択中のオブジェクトをFBX形式などでエクスポートします
9全てのオブジェクトをロックします
10全てのオブジェクトのロックを解除します

利き手には選択を行う球体の領域が表示されます。
トリガーを押下することで選択と非選択を切り替えることができます。
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Brush

空間にブラシで立体的なペイントを行うためのツールです。
5種類のブラシが利用できます。色合いや質感はカラーパレットで設定します。
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番号機能
1直線的なラインを描き込みます
2帯状のラインを空間上に自由に描き込みます
3厚みのあるラインを空間上に自由に描き込みます
4粘土を盛るように立体的なオブジェクトを作成します
5パイプ上のラインを空間上に自由に描き込みます

利き手側でトリガーを押下して手を動かすと空間上に造形できます。
トリガーを離すまでの操作で生成された物体が一つのオブジェクトとなります。
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Paint Bucket

オブジェクトのカラーや質感を変更するためのツールです。
色合いや質感はカラーパレットで設定します。
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利き手側でオブジェクトを選択することで、対象のオブジェクトのカラーや質感を変更できます。
カラーや質感はオブジェクト単位でのみ変更できます。オブジェクトの一部分のみを変更することはできません。
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長くなったので分けます。後編へ続きます。
bluebirdofoz.hatenablog.com