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PowerPointのスライドに3Dモデルを差し込む

本日は PowerPoint の小ネタ枠です。
PowerPointのスライドに3Dモデルを差し込む手順を記事にします。
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PowerPointの3Dモデルの挿入方法

[挿入]タブの[3Dモデル]または[3Dモデル]の挿入ボタンで3Dモデルを取り込むことができます。
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ボタンをクリックすると、オンラインから取得可能な3Dモデルの一覧が表示されます。
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[挿入]タブの[3Dモデル -> このデバイス...]を選択すると、PC上の3Dモデルを挿入することもできます。
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利用可能な拡張子は以下の通りです。

*.fbx
*.obj
*.3mf
*.ply
*.stl
*.glb

利用可能な3Dモデルファイルであれば、直接ドラッグして取り込むこともできます。
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PowerPointで3Dモデルを利用する

PowerPointで3Dモデルを扱う際に便利な機能を以下に紹介します。

3Dモデルの回転/拡縮

PowerPointに取り込んだ3Dモデルはドラッグ操作で回転したり、拡大縮小することが可能です。
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3Dモデルの専用アニメーション

3Dモデルには立体的なアニメーションを設定することもできます。
3Dモデルを選択した状態で[アニメーション]タブを開き、[アニメーションの追加]を開くと[3D]の項目が追加されています。
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例えば[ターンテーブル]のアニメーションを設定すると、3Dモデルが360°回転するアニメーションを簡単に登録できます。
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スライド間の変形アニメーション

スライドとスライドを跨いで3Dモデルのアニメーションを設定することも可能です。
例えば、1枚目に以下のような後ろを向いた3Dモデルを配置しておきます。
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右クリックから[スライドの複製]を実行して次のスライドを作成します。
または[新しいスライド]で次のスライドを作って3Dモデルのみをコピーペーストする手順でも大丈夫です。
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次のスライドでは3Dモデルが拡大され、こちらを向くように設定しておきます。
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この状態で[画面切り替え]タブを開き、スライドに[変形]の効果を設定します。
これで1枚目のスライドから2枚目のスライドへの切り替えの際に、3Dモデルが変形を補完するように動作します。
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スライドショーを開始して動作を確認してみます。
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1枚目で後ろを向いていた3Dモデルが2枚目への画面切り替えの際に、こちらを向く変形アニメーションが再生されます。
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