本日は MRTK v2 の技術調査枠です。
Unity と MRTK を使って HoloLens2 アプリを開発する環境の構築手順を記事にします。
HoloLens2アプリ開発に必要なツール
Unity と MRTK を利用して HoloLens2 アプリを開発する場合、以下の環境が必要です。
・Unity 2019.4.x または Unity 2020.3.8 以降
・Visual Studio 2019
・Windows SDK 10.0.18362.0 以降
・MRTK(MixedRealityToolkit-Unity)
docs.microsoft.com
docs.microsoft.com
推奨のUnityバージョンについて
MRTK は 2021/8/3 現在、OpenXR プラグイン 1.0.0.0 と Unity 2020.3.8 以降の環境で開発が進められています。
github.com
Unityのインストール
Unity は Unity Hub を利用してインストールすることをお奨めします。
以下のインストール手順を参照し、Unity Hub をインストールして下さい。
bluebirdofoz.hatenablog.com
Unity Hubを利用した特定バージョンの Unity のインストール手順は以下を参照してください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
なお、2021/8/3 現在、Unity Hub における最新の推奨リリースバージョンは 2020.3.15f2 になります。
Unity をインストールする際、[モジュールをインストールに加える]画面の[Platform]欄で以下のコンポーネントにチェックを入れます。
本コンポーネントを選択することで HoloLens2 で動作する UWP プラットフォームのアプリをビルド可能になります。
・Universal Windows Platform Build Support
・Windows Build Support (IL2CPP)
この時点で Visual Studio 2019 を未インストールの場合は[Microsoft Visual Studio Community 2019]にもチェックを入れることで、同時に Visual Studio Community 2019 と必要な機能のインストールを実行できます。
Community 以外のエディションのインストールを行いたい場合は、次の手順に従って、利用したいエディションの Visual Studio 2019 のインストールを手動で実施してください。
Visual Studio 2019 のインストール
以下のインストール手順を参照し、Visual Studio 2019 をインストールします。
bluebirdofoz.hatenablog.com
HoloLens2 アプリを開発するためには Visual Studio 本体のインストールに加え、以下の追加機能のインストールが必要です。
ワークロードのインストール
HoloLens2 アプリの開発には以下の2つのワークロードのインストールが必要になります。
・ユニバーサル Windows プラットフォーム開発
・Unity によるゲーム開発
Visual Studio に後から追加機能のインストールを行う場合、Visual Studio Installer を起動します。
Visual Studio 2019 のインストーラの[変更]ボタンを選択し、追加のインストール設定を開きます。
[ワークロード]タブを開き、以下の2つのワークロードがインストールされていることを確認します。
・ユニバーサル Windows プラットフォーム開発
・Unity によるゲーム開発
インストールされていなければワークロードをチェックし、[変更]ボタンでインストールを実行します。
Mixed Reality Feature Toolのダウンロード
MRTK のパッケージは Mixed Reality Feature Tool を使って Unity プロジェクトにインポートできます。
以下のページの[Download]から Mixed Reality Feature Tool の最新版をダウンロードします。
www.microsoft.com
Mixed Reality Feature Tool の使い方や利用条件の詳細は以下の記事を参照してください。
bluebirdofoz.hatenablog.com