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2021年を振り返る

本日は2021年の振り返りです。
ブログの記事を元に、2021年の自身の動きを月ごとにまとめてみました。
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1月

1月1日にホロモンアプリの作成に着手しました。
初回記事では実装したい機能やアニメーションの一覧を挙げています。
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Tokyo HoloLens ミートアップ vol.24 で発表を行いました。
テーマは「HoloLens2で3Dモデリングをリアルタイムにレビューする」です。
Blender と HoloLens2 を組み合わせてモデリングを3D表示で行ってみました。
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2月

ホロモンアプリにおける経路探査を実現するため、HoloLens2 と NavMesh の組み合わせを調査しました。
テストでは動作したものの、最終的には認識制度の問題からホロモンアプリでの本実装は見送りました。
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3月

Microsoft Ignite 2021 で発表された Microsoft Mesh を試しました。
当時の時点で非常に完成度の高いアプリで特に SDK の展開に大きな期待を寄せています。
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Tokyo HoloLens ミートアップ vol.25 で発表を行いました。
テーマは「HoloLens2でデジタルなモンスターと遊ぶ」です。
このときは前述の経路探索やハンドジェスチャーによるじゃんけん、愛トラッキングによる視線認識を紹介しました。
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4月

Tokyo HoloLens ミートアップ vol.25 で発表を行いました。
テーマは「MRTKのglTFインポータで見た目のっぺりする問題」です。
ランタイム読み込み時 MRTK の Standard シェーダで陰影が無効化される場合の対処法を発表しています。
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5月

HoloLens2 で QR コードを利用する際のサンプルプロジェクトとその利用方法を調査しました。
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私事としては5月から転職して「ホロラボ」の一員になりました。

6月

HoloLens2 の深度センサ情報を取得するため、コントリビュータとして HoloLens2-ResearchMode-Unity のプルリスクエストを行いました。
公開されているソースコードをコントリビュータとして改修したのは初めてで非常に良い経験になりました。
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Azure Digital Twin のラーニングパスが公開されたため、これを試してみました。
SignalRSever 単体での使い方など HoloLens2 と Azure の組み合わせを色々試した月でした。
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7月

前月の HoloLens2-ResearchMode-Unity に更に IMU センサの情報取得の機能を追加しました。
プラグインの作成方法やAPIの調査の面で色々学びがありました。
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この頃、HoloLens2 が突如容量不足になり、通常のリカバリも不可能な事態に陥りました。
緊急時に行ったリカバリ手順を以下の記事にしました。
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8月

ホロモンアプリ開発の進捗報告を行うための YouTube チャンネルを開設しました。
毎週日曜日に、新規に追加した機能を紹介する動画投稿を行っています。
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またホロモンアプリでの試験自動化のために Unity Test Framework の利用手順を記事にしました。
現在は一部のスクリプトの動作確認で活用しています。
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9月

ホロモンのアニメーション強化のため、IK やモーション作成のソフトを調査しました。
Unity 内のデフォルト機能でも IK 関連の機能が非常に充実していることを知りました。
ただ現在のホロモンモデルは Humanoid モデルでないため、現状は IK の導入は見送ることになりました。
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表現の幅を増やすため、トゥーンシェーダの調査も行いましたがこちらも負荷の問題などから導入を見送っています。
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10月

Blender2.9向けに作成したリダクション系アドオンをまとめた HoloMonBlenderAddonToolkit を公開しました。
指定サイズ以下のオブジェクトの削除やポリゴン数を指定したリダクションが行えます。
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本月もホロモンのアニメーション強化のため、モーションキャプチャを使ったホロモンのモーション作成を試しました。
こちらもホロモンの骨格形状の問題などから現状は利用を見送ることになりました。
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11月

ホロモンアプリの中で遊べるアイテムを実装しました。
初めにシャワーを実装するため、水流を表現するパーティクルの調査を行いました。
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他にはアプリ内で様々な使い方ができる段ボールを用意するため、アプリ内で箱の開閉を行う実装を試してみました。
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12月

ホロモンがうんちから逃げる機能を実装して今年頭に想定していた基本機能を一通り実装し終えました。
後はホロモンの状態のセーブロード機能と再起動時の時間経過後の状態判定の実装が残っています。
2022年1月中に Microsoft Store でのホロモンアプリの一回目のリリースを目指しています。
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まとめ

ホロモンアプリ実装を中心に活動することができた1年でした。
去年のまとめで書いた「アプリケーション作成の1年」を実現できていたと思います。
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2022年はホロモンアプリの一回目のリリースを行い、更に改修作業を継続していきます。
特にホロモンアプリの体験を多人数で共有できるようにするため Mesh SDK の適用を中心に行いたいと考えています。
また実装の過程でホロモンモデルを Humanoid モデルでなくしたことの弊害を多く検出しました。
ホロモンモデルそのものの再見直しも可能であれば実施していきます。