MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

MetaHorizonの開発ドキュメントを読む その13(Meta XRシミュレーターの利用例)

本日はMetaQuestの学習枠です。
MetaHorizonの開発ドキュメントを読みながら実際に開発を行ってみました。

前回記事

本記事は以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

MetaHorizonの開発ドキュメント

MetaHorizonの開発ドキュメントを実際に手を動かしながら実行時のキャプチャをしていきます。
developers.meta.com

本記事は以下の「Meta XRシミュレーターのスタートガイド」の記事を試します。
developers.meta.com

利用例

UnityでビルドしたHorizon OSアプリをテストする際、開発中に加えた変更を検証するためにヘッドセットの着脱はするのは手間になります。
Meta XRシミュレーターを使えばアプリをテストしつつユーザー入力としてTouchコントローラーを使うことができます。

利用例の前提条件として以下の準備を行います。
・Meta Quest Touchコントローラー入力を利用するMeta XR Unityプロジェクト
・Meta Quest Developer Hub(MQDH)

Meta XRシミュレーターを開始する

ヘッドセットを開発PCにUSB接続し、ヘッドセットを自分の前にあるデスクに置きます。
開発PCでMeta Quest Developer Hub(MQDH)を開きます。

MQDHのナビゲーションバーから[Device Manager (デバイスマネージャ)]を選択します。

[Devices (デバイス)]のリストからヘッドセットを選択します。

[Device Actions (デバイスアクション)]で[Proximity Sensor (近接センサー)]を2時間以上無効にします。

テストプロジェクトをUnityエディターで開きます。

[Meta -> Meta XR Simulator -> Activate]を選択してMeta XRシミュレーターをアクティブ化します。

Unityエディターの[Play (プレイ)]ボタンを選択してアプリをMeta XRシミュレーターで実行します。

コントローラーのデータ転送を有効にする

Meta XRシミュレーターウィンドウで[Settings -> Connect Physical Quest Controllers (物理Questコントローラーを接続)]を選択します。

[Device (デバイス)]で接続されているデバイスを選択します。

自分のデバイスが表示されていない場合は[Refresh (更新)]を選択してデバイスのリストの表示を更新します。

[Install Data Forwarding Server (データ転送サーバーをインストール)]を選択してデータ転送アプリをヘッドセットにインストールします。
このアプリはコントローラーからの入力データをヘッドセット経由でXRシミュレーターに転送します。

MQDHを開き、[File Manager -> Apps (アプリ)]に移動し、com.oculus.xrsamples.xrsimdataforwardingserverが起動していることを確認します。
起動していない場合はアプリの右側にある[...]を選択し、[Launch App (アプリを起動)]を選択します。

これでヘッドセットでデータ転送サーバーが起動します。
ヘッドセットの中を見ると、Meta XR Simulator - Data Forwarding Server (Meta XRシミュレーター - データ転送サーバー)と表示されています。

次にXRシミュレーターで[Connect Physical Controllers (物理コントローラーを接続)]を選択してコントローラーを接続します。

[Calibrate Controllers (コントローラーを調整)]を選択し、Touchコントローラーを掴みます。
これでシミュレータ上のコントローラーが連動します。