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MetaHorizonの開発ドキュメントを読む その19(QuickActionsを使ってインタラクションを追加する)

本日はMetaQuestの学習枠です。
MetaHorizonの開発ドキュメントを読みながら実際に開発を行ってみました。

MetaHorizonの開発ドキュメント

MetaHorizonの開発ドキュメントを実際に手を動かしながら実行時のキャプチャをしていきます。
developers.meta.com

本記事は以下の「QuickActionsを使ってインタラクションを追加する」の記事を試します。
developers.meta.com

QuickActionsを使ってインタラクションを追加する

QuickActionsはInteraction SDK v62以降で利用可能な機能でインタラクションのシーンへの追加を自動化します。
既存のシーンオブジェクトとカメラリグに変更を適用できる右クリックウィザードのセットになっています。

手とコントローラーを使っている場合、プロジェクトにインタラクションを追加する方法としてQuickActionsをおすすめします。
QuickActionではコントローラー駆動の手はサポートされていません。現在のところQuickActionsでサポートされているのはグラブ、ディタンスグラブ、レイ、ポークのインタラクションだけです。
QuickActionsでキャンバスに追加できるのはレイインタラクションとポークインタラクションだけで、そのほかのタイプは追加できません。

QuickActionsでサポートされていないインタラクションを追加するにはサイドバーの[Tutorials]のセクションをご覧ください。
SDKのv62より前のリリースを使う場合はSDKのレガシーチュートリアルを使うことによって、全てのインタラクションを手動で設定する必要があります。

インタラクションを追加する

インタラクションSDKの最初の手順を完了するとシーンには作業カメラ、ハンド、コントローラーが含まれています。
ここにインタラクションのためのオブジェクトを追加する必要があります。

前回記事で作成したUnityシーンを開きます。
bluebirdofoz.hatenablog.com

[Hierarchy]の下で右クリックし、[3D Object -> 作成するオブジェクトのタイプ(Cubeなど)]を選択します。

追加したGameObjectを右クリックして[Interaction SDK -> Add … Interaction (例: グラブインタラクションの追加など)]を選択します。

QuickActionsウィザードが表示されます。全てのエラーを修正するため、ウィザードで[Fix All]を選択します。
これにより不足しているコンポーネントやフィールドが必要に応じて追加されます。

インタラクションをさらにカスタマイズする場合はウィザードでインタラクションの設定を調整してください。
インタラクションによっては、カスタマイズするための追加設定はありません。[Create]を選択します。

ウィザードにより、インタラクションに必要なコンポーネントが自動的に追加されます。
またカメララグのコンポーネントがまだない場合は、カメラリグにコンポーネントが追加されます。