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Blenderでスカルプトモデリングを行う その4(ブラシのストローク)

本日は Blender の技術調査枠です。
Blenderでスカルプトのブラシのストローク設定について記事にします。
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前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

ブラシのストローク方法

Blenderではスカルプトを行うブラシのストロークの方法を変更することができます。
ストロークには以下の種類があります。それぞれ試してみます。

カーブ:ベジェカーブでストロークのカーブを決めます。
ライン:間隔を開けたラインを描画します。
アンカー:ブラシを初期位置に留め続けます。
エアブラシ:マウスをクリックしている間ペイントし続けます。
スペース:指定の間隔でブラシを適用します。
ドラッグドット:単一のドットを細かく配置できるようにします。
ドット:マウスの各移動ステップにペイントを適用します。
カーブ

ベジェカーブを作成してストロークを指定できます。
Ctrl+左クリックで制御点の追加、Shift+左クリックで制御点を調整できます。
ストロークの曲線を細かく調整したい場合に利用します。
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ライン

左クリックのドラッグで直線のストロークを指定できます。
直線のストロークを指定したい場合に利用します。
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アンカー

左クリックのドラッグでストロークを指定します。
ブラシは初期位置に留まり続け、ドラッグによって範囲が変化します。
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エアブラシ

マウスをクリックしている間はブラシが適用されます。
[スペース]や[ドット]との違いは時間経過で効果が重複します。
このため、マウス速度の速い箇所は薄く、遅い箇所は濃くペイントされます。
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スペース

指定の移動間隔でブラシが適用されます。
移動間隔で適用されるため、[エアブラシ]と異なり、マウス速度ではペイントの濃度は変わりません。
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ドラッグドット

左クリックを行ったところに単一のブラシを適用します。
クリックを離した位置にブラシが適用されるため、ドラッグ状態でマウスを動かしてもブラシは適用されません。
指定のサイズで単一のブラシを適用を行いたい場合に利用します。
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ドット

マウスの各移動ステップにブラシを適用します。
[スペース]と異なり、ブラシの実行間隔は指定できません。
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その他機能

その他、[ストローク]パネルではブラシ毎にオプションを指定できます。

入力サンプル数

複数の入力サンプルの平均を取り、ストロークをスムーズにします。
全てのブラシで指定できますが、サンプル数が増えると応答性が悪くなります。
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ストロークの補完

[エアブラシ][スペース][ドット]などで指定可能です。
マウスより少し遅れてストロークが引かれることでスムーズなストロークを描きます。
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