本日は CLIP STUDIO PAINT の小ネタ枠です。
CLIP STUDIO PAINTで光の色収差を再現する手順を記事にします。
光の色収差とは、レンズによる光の分散が原因で発生する色ズレのことです。
例えば、以下のように光の一部がズレて赤色の光と青色の光の部分がズレて発生する現象を指します。
以下のような色収差を発生させたいレイヤを作成します。
色収差を発生させたいレイヤを3つに複製します。
複製した各レイヤごとに、新規レイヤを作成して[乗算]、[下のレイヤーでクリッピング]の設定を行います。
各新規レイヤーをそれぞれ以下の3色で[塗りつぶし]ます。
・赤色 R:255,G:0,B:0
・緑色 R:0,G:0,B:0
・青色 R:0,G:0,B:255
それぞれのクリッピングレイヤーを[下のレイヤーと結合]します。
結合後、上の2つのレイヤーを[スクリーン]に設定します。
各レイヤーを拡縮やレイヤー移動でズラすと、色収差が発生したような見た目になります。