本日は Blender の技術調査枠です。
アーマチュア操作によるキャラクタのポーズ状態を頂点に反映する方法をまとめます。
以下のアーマチュアオブジェクトを設定済みのモデルで実施してみます。
両手を下げた状態でモデルを作成しているため、モデルを出力すると、このポーズでモデルは出力されます。
アニメーションに対応した3Dデータ形式であれば、アニメーションによりポーズを変えることはできます。
しかし、アニメーションに対応していないデータ形式で出力する場合、モデルのポーズは固定されてしまいます。
アニメーションに対応していないデータ形式でポーズを変更するには、予めポーズを変えた頂点状態を持つモデルを出力する必要があります。
このためには、まず「ポーズモード」で出力したいポーズにモデルを変更します。
次にポーズを変更した状態で、メッシュの「アーマチュア」モディファイアを適用します。
これでポーズ状態の頂点情報がメッシュに反映されます。
頂点位置が反映されたため、後はアーマチュアオブジェクトを削除してもモデルがポーズの状態を維持しています。
これでアニメーションに対応していないデータ形式でもモデルにポーズをとらせることができます。