本日は ARFoundation の小ネタ枠です。
Unity の 2021 環境で ARFoundation のバージョン 5.0 をインポートする手順を記事に残します。
ARFoundation 5.0
ARFoundation を利用すると Unity を使用してマルチプラットフォームの拡張現実(AR)アプリを作成できます。
docs.unity3d.com
バージョン 5.0 では平面検出やアンカー位置の視覚化に関する機能が追加されました。
バージョン 4.0 系から ARSessionOrigin が非推奨になっているなどの変更点があるため、既存プロジェクトのアップデートには注意が必要です。
docs.unity3d.com
Unity の 2021 環境で ARFoundation 5.0 を利用する
ARFoundation 5.0 は Unity 2021.2 および 2021.3 と互換性がありますが、Package Manager には表示されません。
Unity 2021 環境で利用する場合はバージョン番号を直接指定してインポートする必要があります。
docs.unity3d.com
メモ
これは Unity 2021.1 以降、そのパッケージリリース時点で開発中の Unity エディターバージョンの幾つかのテストと検証に合格したパッケージにのみ「リリース済み」ステータスが付与されるようになったためです。
ARFoundation 5.0 は Unity 2022.2 の開発中のタイミングで「リリース済み」ステータスになったため、 2021 環境では表示されません。
docs.unity3d.com
Unity 2021.3 環境で以下の新規プロジェクトを作成しました。
メニューから[Window -> PackageManger]を選択し、PackageManager ウィンドウを開きます。
[+]プルダウンから[Add package from git URL..]を選択します。
ここで com.unity.xr.arfoundation@(指定バージョン) を入力し、バージョンを指定して ARFoundation をインポートします。
com.unity.xr.arfoundation@5.0.3
今回は本日時点で最新のバージョン 5.0.3 を指定しました。
@(指定バージョン) でバージョンを指定しない場合、ARFoundation のバージョン 4 系がインポートされます。
新しい入力システムのバックエンドを有効にするかの確認ダイアログが表示されます。
[Yes]をクリックします。
これで ARFoundation のバージョン 5.0 をインポートできました。
