本日はmocpiの技術調査枠です。
mocopiReceiverPluginを使ってmocopiのモーションデータをUnityで利用する方法を記事にします。
今回はプラグインのインポートです。
mocopiReceiverPlugin
mocopiReceiverPluginはUnity,MotionBuilder,Unreal Engineにmocopiアプリから送信したモーションデータを取り込むためのプラグインです。
本プラグインを利用するとmocopiアプリが生成したモーションデータをリアルタイムでアバターに適用することができます。
www.sony.net
プラグインのダウンロード
mocopiReceiverPluginは以下のページから利用したいツールに合わせてダウンロードします。
今回はUnityを利用するのでmocopi-receiver-plugin-for-unity_xxx.zipをダウンロードしました。
www.sony.net
ダウンロードしたzipファイルを解凍するとmocopi-receiver-plugin_vX.X.X.unitypackageが含まれています。
本ファイルがReceiver Pluginのパッケージファイルになります。
開発環境
mocopiReceiverPluginforUnityは以下の開発環境で動作確認が行われています。
・Unity 2021.3.16f1
bluebirdofoz.hatenablog.com
今回、筆者環境では Unity バージョンは 2021.3.29f1 を利用しました。
対応プラットフォームは以下の通りです。
・Windows 10/11
・macOS 10.15以降
・Android 11以降
・iOS 15.7以降
またmocopiアプリがインストールされたスマートフォンとUnityがインストールされたパソコンがローカルネットワーク上でUDP接続できる必要があります。
プラグインのインポート
Unity Hub を起動し、[New Project]から Unity プロジェクトの作成を行います。
[Create Project]ボタンをクリックしてプロジェクトを作成します。
・テンプレート:[3D (Built-In Render Pipeline)]
・プロジェクト名:任意のプロジェクト名
・保存先:任意のディレクトリ
mocopi-receiver-plugin_vX.X.X.unitypackageをUnityにドラッグして[Import]します。
これでプラグインのインポートは完了です。
サンプルシーンを試す
動作確認を行いたい場合は以下のunityファイルを開くとテスト用のシーンが利用できます。
Assets/MocopiReceiver/Samples/ReceiverSample/Scenes/ReceiverSample.unity
mocopiからPCにモーションデータを送信する場合はPCのIPアドレスが必要なので確認します。
Windowsメニューで[cmd]を検索してコマンドプロンプトを起動します。
ipconfig コマンドを実行して[IPv4 アドレス]を確認します。
シーンを再生してサンプルシーンの準備は完了です。
次回はmocopiアプリからモーションデータを送信する手順を実施します。
bluebirdofoz.hatenablog.com