本日は Blender の小ネタ枠です。
Blenderで出力するFBXファイルにテクスチャファイルを含める方法を記事にします。
FBXファイルに画像ファイルを含める
以下のテクスチャファイルを参照するホロモンモデルで試します。
メニューから[ファイル -> エクスポート -> FBX]を選択します。
ファイルビューダイアログが開いたら、[パスモード]で[コピー]を選択します。
この状態で横にある[テクスチャを埋め込む]アイコンをクリックして有効化します。
[テクスチャを埋め込む]機能は[パスモード]が[コピー]のときのみ利用可能です。
出力先のフォルダとファイル名を設定して[FBXをエクスポート]を実行します。
テクスチャはメッシュに含まれるデータのため、[オブジェクトタイプ]は少なくとも[メッシュ]が選択されていれば問題ありません。
これでテクスチャファイルを内包した FBX ファイルが出力されます。
出力ファイルの確認
出力された FBX ファイルを確認します。
比較のため、[パスモード]を[自動]で出力したテクスチャファイルが内包されていない FBX ファイルも用意しました。
HoloMon300_Light.fbx | [パスモード]を[自動]で出力したテクスチャファイルが内包されていないFBX |
HoloMon300_LightInTexture.fbx | [パスモード]を[コピー]かつ[テクスチャを埋め込む]で出力したテクスチャファイルを内包するFBX |
[パスモード]を[自動]で出力した FBX ファイルはファイルパスでテクスチャを参照しています。
今回の確認では参照先のテクスチャファイル名を変更して予め参照を切っています。
以下が3Dビューアでの比較結果です。
テクスチャを内包した FBX ファイルではちゃんとテクスチャ色が表示されています。