本日は VROID と Blender の技術調査枠です。
VROIDで出力したモデル(VRMファイル)を Blender で読み込むアドオンを試してみます。
VRM_IMPORTER は以下の GitHub で公開されています。
github.com
バージョンについて
2019/02/11現在、Blender2.79向けの更新・サポートは終了したようです。
github.com
VRMはまだまだアップデートが多く行われているフォーマットなので、本記事の手順はすぐに過去のものとなる可能性が高いです。
エラーが発生する場合は、利用中の各ツールのバージョンについて調べてみてください。
今回、私は以下のバージョン環境で作業を実施しています。
・Blender:2.79
・VROID:0.5.4
・VRM_IMPORTER:Blender2.79向け_2019/02/06最終コミット版
アドオンのインストール
GitHubの[Clone or download]を開き、[Download ZIP]をクリックしてファイルをダウンロードします。
github.com
ダウンロードした VRM_IMPORTER_for_Blender2_79-master.zip を任意のフォルダに置いておきます。
Blender を起動し、メニューから ファイル -> ユーザー設定 を開きます。
Blenderユーザー設定ダイアログが開くので、[アドオン]タブを選択します。
[サポートレベル]の[テスト中]を選択し、[ファイルからアドオンをインストール]ボタンをクリックします。
ファイル選択画面が開くので、先ほどダウンロードした VRM_IMPORTER_for_Blender2_79-master.zip を選択します。
[ファイルからアドオンをインストール]ボタンをクリックします。
すると、アドオンの一覧に戻り、VRM_IMPORTER が表示されます。
チェックボックスにチェックを入れて、[ユーザー設定の保存]ボタンをクリックします。
ユーザー設定ダイアログを閉じ、メニューから ファイル -> インポート を開きます。
[VRM(.vrm)]の項目が追加されていればインストールは完了です。
VROIDモデル(VRMファイル)の読み込み
早速、VROIDモデル(VRMファイル)の読み込みを試してみます。
VROIDで任意のモデルを出力し、VRMファイルを作成します。
VRM_IMPORTER はVRMファイル読み込みの際、同じディレクトリにテクスチャファイルを全て展開します。
(Blenderがバイナリから直接画像ファイルを読み込めないため)
このため、読み込むVRMファイルはなるべく単独のディレクトリに保存しておくのが望ましいです。
Blenderに戻り、ファイル -> インポート -> VRM(.vrm) を選択します。
ファイル選択画面で先ほど出力したVRMファイルを指定し、[import VRM]ボタンをクリックします。
モデルが表示されれば読み込み成功です。
シェーディングを[マテリアル]に切り替えればテクスチャ色が表示されます。
マテリアルがデフォルトで[陰影なし]になっているのでライト設定は不要です。