MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

Blender2.8のEEVEEレンダーエンジンで透過マテリアルを利用する

本日は Blender の小ネタ枠です。
Blender2.8のEEVEEレンダーエンジンで透過マテリアルを利用する手順を記事にします。
f:id:bluebirdofoz:20200820190020j:plain

透過の設定

プリンシプルBSDFのマテリアルを利用する場合、伝播の値を 1 にすることで透過を設定できます。
f:id:bluebirdofoz:20200820185852j:plain

ただしレンダーエンジンに[EEVEE]を指定している場合、スクリーンスペース反射を有効にしていないと正しく透過が行われません。
f:id:bluebirdofoz:20200820190032j:plain

スクリーンスペース反射の設定

[EEVEE]で透過処理を確認する場合は、以下の手順でスクリーンスペース反射の設定を有効化します。
[レンダー]タブを開き、[スクリーンスペース反射]にチェックを入れます。
f:id:bluebirdofoz:20200820190043j:plain

更に[スクリーンスペース反射]パネルの[屈折]にもチェックを入れます。
f:id:bluebirdofoz:20200820190054j:plain

最後に透過処理を行うオブジェクトの[マテリアル]タブを開き、[設定]パネルの[スクリーンスペース屈折]にチェックを入れます。
f:id:bluebirdofoz:20200820190104j:plain

これで[EEVEE]でも透過処理が確認できました。
f:id:bluebirdofoz:20200820190113j:plain

ただし[EEVEE]の透過処理は、レンダリングが早いものの[Cycles]に比べると描写が不正確です。
より正確な透過描写を確認する場合は[Cycles]を利用します。
f:id:bluebirdofoz:20200820190125j:plain