本日は Blender の小ネタ枠です。
Blender2.8のEEVEEレンダーエンジンで透過マテリアルを利用する手順を記事にします。
透過の設定
プリンシプルBSDFのマテリアルを利用する場合、伝播の値を 1 にすることで透過を設定できます。
ただしレンダーエンジンに[EEVEE]を指定している場合、スクリーンスペース反射を有効にしていないと正しく透過が行われません。
スクリーンスペース反射の設定
[EEVEE]で透過処理を確認する場合は、以下の手順でスクリーンスペース反射の設定を有効化します。
[レンダー]タブを開き、[スクリーンスペース反射]にチェックを入れます。
更に[スクリーンスペース反射]パネルの[屈折]にもチェックを入れます。
最後に透過処理を行うオブジェクトの[マテリアル]タブを開き、[設定]パネルの[スクリーンスペース屈折]にチェックを入れます。
これで[EEVEE]でも透過処理が確認できました。
ただし[EEVEE]の透過処理は、レンダリングが早いものの[Cycles]に比べると描写が不正確です。
より正確な透過描写を確認する場合は[Cycles]を利用します。