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Magic Leap 2の開発環境構築手順 その3(新規Unityプロジェクトの作成と開発用パッケージのインポート)

ここからは Magic Leap 2 用のプロジェクトを一から作成する手順をまとめます。
本記事は新規 Unity プロジェクトの作成と開発用パッケージのインポートを行います。

Unityプロジェクトの作成

Unity Hub を開き、[新しいプロジェクト]をクリックします。

エディターバージョンは 2022.2.0b4 またはそれ以降のバージョンを選択します。
テンプレートは[3D (URP)]を選択します。初回のみ[テンプレートをダウンロード]する必要があります。

[プロジェクト名]と[保存場所]を指定して[プロジェクトを作成]します。

これで Unity プロジェクトが作成できました。

プラットフォームの設定

Magic Leap 2 は Android プラットフォームでプロジェクトをビルドします。
メニューから[Edit -> Build Settings..]を開き、[Android]プラットフォームを選択して[Switch Platform]を実行します。

UnityToolsのインポート

次に Magic Leap 2 アプリを開発するためのプラグインSDKをプロジェクトにインポートします。

Unity XR Magic Leap Pluginのインポート

メニューから[Windows -> Package Manager]を選択して PackageManager ウィンドウを開きます。

[Packages]の参照先を[Unity Registry]に切り替えます。

この状態で[+]のプルダウンから[Add package by name..]を選択して、Unity Registry からプラグインを検索します。

Name 欄に[com.unity.xr.magicleap]、Version 欄に[7.0.0-exp.3](2022/8/23 現在)と入力して[Add]をクリックします。

インポート完了後に再起動を要求するダイアログが表示されるので[Yes]を選択します。

プロジェクトが再起動され、Unity XR Magic Leap Plugin のインポートが完了します。

Magic Leap Unity SDKのインポート

再びメニューから[Windows -> Package Manager]を選択して PackageManager ウィンドウを開きます。

次は[+]のプルダウンから[Add package from disk..]を選択して、ローカルフォルダから Magic Leap Unity SDK を指定します。

The Lab 2.0 のインストール項でパッケージのダウンロードを実施していれば、以下のフォルダに Magic Leap Unity SDK の package.json ファイルが保存されています。

%USERPROFILE%/MagicLeap/tools/unity/<Version>/com.magicleap.unitysdk/package.json


フォルダが見当たらない場合

SDK のフォルダが見当たらない場合は The Lab 2.0 を起動し、[Package Manager]のページを開きます。
[Unity Package]の項目を開き、[Open Folder]ボタンをクリックするとダウンロード先のフォルダが確認できます。

SDKの保存フォルダ

SDK のデフォルトの保存先はローカルPCのユーザ領域のため、このままだと他のユーザとプロジェクトを共有したとき、他のユーザは SDK を参照できない問題が発生します。
もし Git などでプロジェクトを共有して開発したい場合は com.magicleap.unitysdk のフォルダをプロジェクトの Packages フォルダ直下にコピーして含めておくと共有できます。

XR Interaction Toolkit をアップデートする旨のダイアログが表示されることがあります。
この場合[I Made a Backup, Go Ahead!]を選択します。

これで Magic Leap Unity SDK のインポートは完了です。

外部ツールの設定

Unity から利用する外部ツールとして Magic Leap SDK へのパスを設定します。
メニューから[Edit -> Preferences]を開き、[External Tools -> Magic Leap]タブを開きます。

[Browse]ボタンをクリックしてパスを設定します。
The Lab 2.0 のインストールを実施していれば、以下のフォルダパスが Magic Leap SDK へのパスになります。

%USERPROFILE%/MagicLeap/mlsdk/<Version>/

これで外部ツールの設定は完了です。

次は Magic Leap 2 に最適化したプロジェクト設定を行います。
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