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Blenderで固定視点からの移動で自動で透視投影に切り替わらないようにする

本日は Blender の小ネタ枠です。
Blenderで固定視点からの移動で自動で透視投影に切り替わらないようにする方法を記事にします。

デフォルトの固定視点の動作

Blender の[3Dビュー]画面では[ビュー -> 視点]からトップ、ボトム、フロント、バック、ライト、レフトの固定視点が選べます。

この視点を選択するとそれぞれの軸方向からモデルを平行投影で見る視点に切り替わります。

透視投影と平行投影

透視投影はカメラ位置から被写体を撮影したような視点です。
現実の見た目に近い投影方法ですが、画角に応じて近くのものと遠くのものの大きさが異なる歪みが発生します。

平行投影は遥か遠方からズームして被写体を捉えたような視点です。
近くのものも遠くのものも同じ大きさで表現されるのでモデルの形状を正確に把握できます。

固定視点を選択した場合は自動で平行投影に切り替わるため、モデルの形状を正確に把握するのに役立ちます。

しかしデフォルトの設定では視点操作を行うと平行投影の設定が解除され、投資投影に自動で切り替わってしまいます。

投影方法を自動で切り替わらないようにする

投影方法を自動で切り替わらないようにするにはメニューから[編集 -> プリファレンス]を開きます。

ウィンドウが開くので[視点の操作]タブを開きます。

[集会とパン -> 自動]の[投資投影]のチェックを外します。

これで固定視点から視点操作を行っても投影方法が自動で切り変わらなくなります。

透視投影と平行投影の切り替え

因みにただ常に平行投影の視点にしたいだけであれば[ビュー -> 透視投影/平行投影]を選択して投影方法を切り替える方法でも可能です。

この操作で平行投影に切り替えた[3Dビュー]は視点操作しても常に投影方法を固定できます。