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Blender2.8でノーマルマップをベイクする際の画像フォーマット

本日は Blender2.8 の小ネタ枠です。
Blender2.8でノーマルマップをベイクする際の画像フォーマットについて記事にします。

ノーマルマップの作成方法

ノーマルマップの作成の基本的な手順は以下の記事を参照してみてください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
bluebirdofoz.hatenablog.com

ノーマルマップの画像フォーマット

本記事ではノーマルマップを出力する際の適切な画像フォーマットについて記述します。

テクスチャ作成時の精度

ノーマルマップ用のテクスチャを新規作成する際は[32ビットFloat]のチェックを有効にします。
これにより、より細かい精度で法線ベクトルが表現できます。
f:id:bluebirdofoz:20200811122506j:plain

以下が[32ビットFloat]を有効にした場合と無効にした場合の出力結果です。
[32ビットFloat]を無効にした場合だと細かな凹凸が失われていることが分かります。

[32ビットFloat]を有効にした場合

f:id:bluebirdofoz:20200811122516j:plain

[32ビットFloat]を無効にした場合

f:id:bluebirdofoz:20200811122526j:plain

画像出力時の設定

テクスチャを画像ファイルと出力する場合もデータが失われないようフォーマットを選択する必要があります。
例えば、PNG形式で出力する場合、以下の通り、項目を選択します。

カラー:RGB or RGBA
色深度:16 bit

f:id:bluebirdofoz:20200811122537j:plain